こんにちは、心と身体が楽になる親子コーチング
近藤きょうこです。
●兄弟を平等に愛せないんです…
Q 兄弟には、今どんな風に接しているんですか？
お姉ちゃんは、私に言われたことはすぐやるし、
手がかからず、学校でも友達も多いみたいで
心配がありません。
弟の方は、なかなか私が言ったこともしませんし、
お姉ちゃんにちょっかい出しては兄弟喧嘩になり、
学校でもお友達のおもちゃを取ってしまったり、
我慢ができないというか、手を焼いて困って居ます。
だから、お姉ちゃんといる時は
穏やかでいられるのに、
弟という時は、イライラ・ハラハラしますし、
可愛いと思えない自分が居て、苦しいです。
なるほど。男の子はママたちの予想を超えた
大胆な行動を取りますものね。
今、お話を伺っていると、
ちょっと極端な言い方になるかもしれませんが
・「手がかかる子は愛せない」
・「私の言うことを聞かない子は好きじゃない」
でも「親たるもの平等に愛さないといけない」
そんな風に聞こえますが、どう思われますか？
そうですね。弟の方も、
私の言うことをすぐ聞いてくれたら
可愛いと思えるのに…と思う事が良くあります。
子ども2人育てながら仕事もパートですがしながら
家事もして、やる事がいっぱいで・・・
兄弟喧嘩とか面倒な事を
本当はしないでほしいです。
そうでしたか。お仕事に家事に育児。
いつも大変ですよね。お疲れ様です。
日々、一生懸命に頑張ってらっしゃること
凄く伝わってきます。
ママさんは、頑張り屋さんですね。
手が足りない時に、手がかかる問題事ばかり。
困ってるんです。
手に余裕があったら良いのになって感じですかね。
はい、余裕があったら、違うと思いますが、
なかなか日々のことは旦那にも頼めませんし。
ご主人はお子さんたちにどんな感じで接してるんですか？
旦那は、休日仕事の時もあるんですが、
休みが合う時は、子どもと遊んでくれたり
家族で出かけたりします。
兄弟のかかわり方に差はあまり感じませんね。
それを見て何か感じますか？
助かるなって思ってます。
そういう日がもっとあったら良いなと。
「手があれば」という言葉が、何度か出てきていますね。
手があるように、
余裕が持てるように環境設定する事を
これから考えてみるのは、どうでしょうか？
・ ・ ・ ・ ・
いろんなケースがあるので、
答えは一つではありません。
実際は、もっと長くお話を聞くので、
ざっくりと
こういうご相談の時に、
私は以下のことを考えながら聞いています。
この手の相談する方は、大抵
本当はお子さんのことは愛しているのに
「上手く」愛せない事で悩んでいることが多いです。
【自分の理想と現実のギャップが何かを見ながら
具体的な策を一緒に見つけようと思っています】
①弟くんの良いところを聞く
足りないところばかりに目が行くのは、
人として仕方がないこと
意識的に、足りているところに
フォーカスを当ててみる
②弟くんの今、短所に感じている事を
ポジティブな言葉に言い換える
例えば、飽きっぽい→好奇心旺盛 など
③平等な状態とは何か
・環境設定で変えられること
お姉ちゃんが居ない時間に
ママと弟くんと二人だったらどうか
・平等という言葉の枠をかけ替える
（今）平等：私のいう事を聞く子どもにしか愛さない→
（理想）平等：その子に合わせた愛し方
・自分以外のサポートで変わる事
ご主人の協力
④ママさんとお子さんとの心の境界線
お子さんはママさんとは別の人。
親の思うどうりに動く操り人形ではない。
⑤子ども自身は常に発展途上
これから成長して、出来ることが沢山増える時期
今の悩み事が、1年後何もしなくても
出来るようになってることもある。
上手に人を愛するって、難しいですね。
ケンカしたり、平等じゃないと感じたり、
相手に不満があったり。
でも、子どもに対してだけでなく、
パートナーに対してもそういう事、ありますよね。
不満もなく、ケンカもせず常に平等を感じている人が
どのくらい居るでしょうか。
「ケンカするほど仲がいい。」とも言いますし。
完全に満たされているから、愛しているのではなく、
完全に満たされている状態でなくても
そこに「愛」はあるとも思います。
