近藤きょうこです。
自己主張とわがままの違い
国語辞典より
・わがままとは…?
自分の思いどおりに振る舞うこと。
・自己主張とは…?
自分の意見や考え、欲求などを言い張ること。
子育てしていて、子どもが
あれしたい!これしたい!となって居る時、
これって
子どものわがままなのか。
子どもの自己主張なのか。
悩む時がありますよね。
自分の思い通りに振舞えないと
イライラ怒ったり、人を叩いたり、
自分の要求を押し通すと、
これは「わがまま」だと思います。
例えば、「お菓子を買って」と言って、
「だって食べたいんだもん」
「○○ちゃんが持ってるから私も」など、
あの手この手で、何とか説得して
買ってもらおうと主張するのは「自己主張」ですが、
例えば、
・泣いて暴れだす。
・ママを叩く。
・お菓子を投げる。
・イヤイヤ、買ってくれなきゃ嫌‼と騒ぐ
など、買ってもらうまで続けたり、
自分の要求を押し通そうとする時は
「わがまま」であると思います。
※イヤイヤ期は、自己主張が始まったばかりで
上手に自己主張ができず、
わがままとの線引きが難しい時期です。
わがままであっても、自己主張であっても
大人側の態度は同じで良いと思います。
それは、「子どもの話を聞く」です。
「わがまま」になる時、大抵の場合は
自分の要求が受け入れてもらえなかったことで
自分の中のいろんな感情があふれてしまってる状態です。
自分の感情に自分で折り合いをつけていくために、
「子どもの話を聞く」ことで、共感をしてあげることが
大事だと思います。
折り合いとは:交渉において、互いにある程度譲り合って双方が納得できる妥協点を定めること。互いに意見や立場が対立しないポイントを見出すこと。
※具体的な声掛けとしては、
共感:「(あなたは)そう(思ったん)だね。
でも買わないよ」と、
あなたの気持ちを感じたよとという共感と、
+
大人の考えは、「お菓子は買わないよ」を伝えていきます。
大人の考えという枠がある事と、
子どもも自分で話す事で、気持ちが整理されたり、
共感されながら話すと、
感情もヒートアップせずに
始めは時間がかかるかもしれませんが
どうしたら良いだろうかと考えたり、
折り合いをつける事が出来ると思います。
私の経験になりますが、
事前にお菓子は買わないと予告をして
買い物に行き、
やっぱりお菓子を見て、
「お菓子買って‼」となったことが良くありました。
始めは買って!買って!と大騒ぎ。
騒いだら帰るとも話していたので
何も買えずに帰ってくることも
片手では足りないくらいありました。
そうこうしているうちに、
「コレ!初めて見るお菓子だから、今度は出会えないかも」
「ねぇねぇ。ここのは、赤いマークがついてるから
安いんじゃない?」
「○○ちゃんもこの前ママに買ってもらったって」
など、騒がず交渉(自己主張)することが増えてきました。
そうしていたある時、
「どうしても、買いたい‼」と暴れだした時に、
「コレ、欲しいんだね。でも買わない約束
有ったよね。買わないよ」と言いました。
「嫌だ‼どうしても買って‼」
このやり取りを、ただただ続ける事…
10回ぐらいして、娘が言いました。
「じゃ、今度このお菓子に出会ったら、その時は買ってくれる?」
と、この子なりの折り合いをつけようとしていました。
この時は、この折り合いの付け方でも
OKとして約束をしました。
最初から上手な折り合いは
付けられないかもしれませんが、
少しずつ少しずつの変化していくんだと思います。
時には、わがままを受け入れて、
お菓子を買ってしまうことも
ありますよね。私も今日は
頑張れないってときは「今回だけね」っていう事もあります。
(私はママが完璧である必要はないと思っています。
人生は矛盾に満ちていることも学ぶ必要もあるから)
ただ子どもの話を聞いていくと、
次第に子ども自身が
自己主張できるようになったり、
自分で気持ちの折り合いをつける経験を
たくさんすることになります。