こんにちは、心と身体が楽になる親子コーチング 
近藤きょうこです。


子どもに聞かないと分からなかった…

 

ある時娘を朝 起こしに行ったとき、

 

「学校行かないから!!」と

 

布団の中から、言われたんです。

 

 

「えッ???何で?」

 

とにかく娘は、学校に今日は行かないの一点張り。

 

 

「また後で起こしにに来るね」と、

 

一旦その場を離れました。

 

 

私も混乱していたし、

 

朝って、忙しいじゃないですか。

 

 

 

だから、つい話を聞こうというよりは

 

「何でもいいから、早く行け」と言う

 

気持ちが駄々洩れてしまうのを

 

今までの経験から知っていたので。

 

 

 

とにかく、少し物理的な距離を置いて、

 

私の少し頭を冷やそうと思ったんです。

 

 

少しして、もう一度

 

起こしに行きました。

 

案の定、娘も布団の中で

 

起きていて、そっとリビングに行こうと

 

促しました。

 

そして、「朝ごはん食べてね」と

 

ダイニングテーブルに座ると、

 

またプイっとどこかへ行ってしまいました。

 

 

「どうしたの?」となるべく落ち着いて

 

聞いてみました。

 

 

「・・・・」

 

 

私も「・・・・」待ちました。

 

 

「だって、ドーナツが半分になってるから!」

 

と言って、娘は号泣。

 

 

私は何のことだか分からない。

 

何だ?何なんだ?と思い出してみると…

 

朝起こす際、

 

「早く起きないとお姉ちゃんにドーナツ食べられちゃうよ」と

 

言って私起こしたんです。

 

で、

 

「きっともう食べられてる」

 

 

「学校行きたくない」

 

となった様子。

 

 

それほど、ドーナツを食べる事を

 

すごく楽しみにしていたんだなぁと思い、

 

「そっか、ドーナツ楽しみにしていたんだね」

と、言ってみました。

 

 

「‥‥うん。」

 

少し落ち着いたようでした。

 

ドーナツは、すでにお姉ちゃんが食べてしまって

 

半分しかないのは

 

変えられない事実。

 

「で、どうする?」と

 

聞いてみました。

 

何と娘が答えるかは私には皆無。

 

ただただ聞いてみます。

 

 

「とりあえず今から、半分ドーナツは食べる」

 

「でも、もう半分は、食べれなかった気持ちは

 

どうにもならない」


と、言われました。

 


 

 

私は、

 

「これはお母さんが買ったものだから、どこに売っているか

 

知ってるから、また今度買ってこようか?」と

 

聞いてみたら、

 

「うん」とうなずき、すでに満面の笑顔でした。

 

改めて、そんなにドーナツが食べたかったんだと

 

私も理解しました。

 

 

大人からしたら、

 

たったそんな事?と、思うようなことでしたが、

 

子どもからしたら、重大な朝の事件だったという事が

 

「聞く」ことで理解できた。

 

そんな朝の出来事でした。