【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!― -47ページ目

【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!―

俳優・神田恭兵。その日々をちょこっと覗いてみませんか?

友人の結婚式に行ってきた。

よく考えてみれば、親族以外の式に出るのは初めてだ。
中学、高校、大学の同期の結婚式は今までに沢山あったが、どうしても本番と重なりなかなか参加できない。
でもかなり前から今日の日程は本番がないことは知らされていたので、参加できた。
正にロングランに参加できたからこそだね。

学生時代の同期にも何人も会えた。

30歳という一つの扉を開けたからか?
人は一つ大きくなっている。

物事を捉える自身のコンパスがその角度もコンパス自体の大きさすら大きくするみたいだ。

男だもんな。
みんな自分でできることの大きさを大きくしていくんだな、となんか深く考えながら式を見ていた。

俺はどうだろう?
この仕事は特殊なものだ。

特に人付き合いは特殊で、サラリーマンのそれとは大きく違う。
それこそ普通に生きたら絶対に会うことない異業種で活躍する方と話したり、付き合いがある。

でも、なかなか自分と同じ環境で育って、生き方は違えど、同じ目線を一度は持った人の現在を知るのはすごく刺激的だ。

俺は客観的にみれば自分の芸を育てることには目を向けていたつもりだが、社会的に人間を育てることにはあまり興味を持ってこなかったみたいだ。

特にここ数年は日々の生活に追われてきた。
そろそろ整理をしなきゃいけない時期かもしれない。

具体的には分からないし書けないけど、自分の仕事の取り組み方やこれからどんな役者を目指すのか考えていかなきゃいけない。
ただ分かるのは今のままの自分自身じゃダメだし、納得いかないということ。

明日のことが分からない人生を送るなんて嫌だ。

ここにつらつらと書くことではないけど、今書きたい気持ちを抑えるのも嫌だから、あらためて数年後見返したときにいい時期を過ごしたんだと思えるように、アウトプットとして書くことは悪いことではないね。


なーんてことを、同期の「車は何を乗ってる」とか「接待ゴルフでうまくたち振舞う方法」などを聞きながら考えてしまうんだもん。
面白いでしょ?役者って(笑)
車やゴルフには本当に縁はないんだけどね(笑)

なんか数日こんな感じのブログを書いてるから勘違いされたら困るのであえて言うけど、別に思い悩んでることがあるとかではないんだよ。
生きていることは積み重ねていくことだから、経験はそれを経験だって思わなくても勝手に積み重なっていく。それはね、芝居をしてれば分かる。
別に勉強だって思わなくたって勝手にそれは血となり肉となる。ただ立っているだけなのに、見る人の心に何かを感じさせてしまうのはそういうものなんだ。
だから一つの物事の捉え方が変わることが多いのは生きてるからこそ。

いやぁ、良い式だったなぁ。

泣いてしまったよ。

とりあえず、同窓会をしたいって言うから、同窓会委員(謎の委員)の俺はセッティングせねばならん。みんなと連絡取れるかな?

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相変わらず電車が遅れとります。
昨日は台風と人身事故のダブルパンチ。
今日は人身事故らしいです。

不便だな。上野東京ライン。

命は大切にしたいね。


ふと考えてみる。
どれだけ考えても分からないけど、生きられないほどに辛いことがあるってどういう状態なんだろ?
いや、分かるよ。
分かるけど、分からない。

別に生きていれば楽しいことがあるとかそういうことじゃなくて、ただ単純に人って生きようとして生きてるわけではなく、生きるように作られてて、何もしなくても呼吸して心臓は動いて、血液は循環して身体の組織は働き続けてる。
俺の意識とは関係ない。

でも、自らそれを閉ざすこと自体、生物として矛盾した行為だ。
生まれたことの否定。
自分自身の否定なのかな?

悲しいな。
こうやって書いてても、俺の言葉自体も虚しいなって思える。きっと色んな感覚があって、俺にな遠く想像もつかない感情がある。いろんな矛盾の上に立つ社会。
その矛盾の一つのパーツとして生きる自分。

それでもね、俺は楽しみたいな。

大切にしよう。
自分を。
この前のブログで久々にタワレコに行ったことを書いたけど、昨日ランニングしてる時に思った。

やっぱり音楽が好きだな。
これは、この前言ってたEDMを好きになるきっかけになったアーティストのpv。
出会ってもう2年くらい。好きでアップしてる時はよく聴いてる。
最近ではCMでも使われてて。

何より彼はまだ20歳そこそこなんだよね(笑)
若き才能。

バンドも好きだけどよくよく考えてみたらバンドサウンドで好きなのはギターの音だったりする。
歌いたいって思うのに人の声でビビッとくる感覚ってすごく少ない。

美しい声。
音域の広い声。

素敵だと思うけど、多分俺にとっては電子音も生楽器の音も歌声も同じ。
変な話、歌を取っちゃって声も同じだと認識してるみたい。

個性ある声は好きなのよ。
音程とか高さとかってできるだけ正確にやろうってプレイヤーとしては思うけど、自分自身が受けてになった時は正直どうでもよかったりする。

もっと根本的に届くか?届かないか?

それだけで良くないか?
それ以上のものはないし、それ以上の感覚を味わったことはないし、それ以上に難しいものはないな。

もう一個最近よく聴いてる音楽がある。

この作品の初演観に行ったけど、その時珍しく会場でCD買ったんだよね。
これってミュージカルでは後にも先にもこの一回だけだな。
この音楽は傑作だと思う。

いや、話の内容はかなり昔だからそんなに詳しく覚えてないけど、なんかCDから伝わってくる音楽感というか雰囲気がたまらなく好きだ。

多分オーケストラで度々使われてるテーマみたいなフレーズが好きなんだな。

なーんてCDにまつわる話をお届けしました。

そんな中で思ったことはね

俺はミュージカルに出てる時に歌をセリフとして解釈してる部分が大きいんだな。
音楽もセリフも同じ表現であってどちらも好きだけど、人の心を動かせるミュージカルの音楽はセリフだと今は思ってる。
セリフと音楽が寸分の狂いなく交わる瞬間を求めて表現したい。それが理想。

そう考えるとアーティストの音楽ってすごいよなぁ。
意味がわからないのに泣けたりするんだもんね。
言葉が分からなくても沁みてくるんだもん。

すごい体験をさせてもらってるよね。
いい時代に生まれてきた。
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幸せ。