ビューティフル日記 | 【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!―

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俳優・神田恭兵。その日々をちょこっと覗いてみませんか?

先週の水曜日、帝劇ミュージカル『ビューティフル』が開幕しましたね。

約2ヶ月間に及ぶ稽古の日々。
ポップスミュージカルと言ったらいいのか?正直このタイプのミュージカルには出演したことがなかったので、歌稽古の時から不安…

振付の稽古が始まるとよりその不安は大きくなり
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いやぁ、本当に毎日の緊張と音楽のニュアンス、振付のニュアンスが自分の中で見つからないという不安、自分で言うのもなんですが、煮え切らない日々が続きました。

ただこのビューティフルは日本でのブロードウェイ公演では珍しく、海外での公演の形を基本として作り上げるタイプの上演。
アメリカから演出家のシェリー、振付家のジョイスが来日し、特にジョイスは諦めず踊りが得意ではない僕らドリフターズチームを引っ張り続けてくれました。

気がつけば、2ヶ月の日々はあっという間に過ぎ去り、オープニングナイト。

どうやってこの作品が日本のお客様に受け入れられるのか、緊張の瞬間でした。

僕にとっては、ちょうどM6『Some kind of wonderful』というドリフターズの1曲目が始まった瞬間。未だに忘れない。
足が竦みそうになりながらも、ステージに上がると今まで見たことのない光と闇の広がる世界が見え、その空間の果てしない広大さに、その空間を埋めてみたいという欲求が身体を支配してパフォーマンスをすることが楽しいと感じました。
楽しいと同時に感じる物事が多かったのか、リハーサルでの時間感覚よりも大分長くパフォーマンスをしているかのような感覚が続き、それはそれで言葉では表現しづらい、全てがスローで進んでいくかのような感覚を味わっていました。
そして何よりナンバーが終わったあとの拍手と歓声が忘れられない。
特別な瞬間。

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初日が無事に終わり、2日目を終えて水樹さん、平原さん両キャロルが初日を終えた時点でスタッフ陣を含めたパーティー。
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これは同時に海外スタッフとのお別れを意味します。
ジョイスはこのままオーストラリアでのビューティフル公演OPENの仕事へ直行。

凄いですね。
僕ら誰もジョイスのダンスの足元にも及ばなかったけど、1mmも諦めずゲキを飛ばし続けてくれたジョイスに心から感謝です。

そして、ここから8月26日まで、ビューティフルに命を吹き込み続けます。
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絶対に観に来て下さい‼︎


神田恭兵