世親 | あきらのブログ 一期一会 

 

 

 

そういえば、奈良博に行きました。入ったすぐに、密教の世界観を感じました。本当に最初から、展示物が生きているような曼荼羅を中心に五智如来、大日如来坐像、不動明王坐像、五大尊像、十二天像、真言八祖像、弘法大師坐像、両部大壇具など、密教世界を素晴らしい配置転換で、感銘を受けました。

 

東寺の14日の昼からある御七日御修法の後拝みに行った時の世界に似ていました。

 

高野山の霊宝館で見た聾瞽指帰、諸尊仏龕、孔雀明王坐像、萬日大師など素晴らしいものが展示されており、感銘を何度も受けました。字が下手な僕には、力強く書かれた青年空海の力強さのある筆使いの聾瞽指帰には、字が千年以上経っても、『生きている』と思いました。

 

高雄曼荼羅というものを始めて見ましたが、胎蔵曼荼羅でしたが、凄く、良かったです。修復の映像も観たら、高雄曼荼羅の内容が詳しく分かりました。本当に曼荼羅は、凄い力を発していると思います。

 

『木を見て森を見ず』

 

密教の世界では、曼荼羅が一番重要になります。僕は、やはり、東寺の立体曼荼羅は、凄いと思います。

 





凄いものを見た後、土産物売り場で、萬日大師様の絵葉書を購入しました。いっぱい土産物売り場にありますが、僕は、その絵葉書が空海の頂相彫刻では、素晴らしい写真でした。額も購入しました。部屋に飾っています。

 

帰り道、南円堂で、線香を立てて拝んでいると、北円堂の御開帳で、数年ぶりに、弥勒菩薩様に会うことが出来て良かったです。

 

障害者手帳を使うと、奈良博は、無料拝観で、北円堂は、150円でした。こういうときに利用できるのは有難いです。

 

本当に、『無一文』になりました。父が急死したときに、お金の話ではないというぐらい財力がありましたが、500万円の貯蓄も、葬式費用以下になり、収入と収支のバランスなど考えない生活でした。でも、後悔はしていません。

 

写経用紙が40枚以下になり、100枚購入しようと思ったが、小雨が降っており、辞めました。下手の物好きとは、こういうことを言うのだと思いました。

 

 








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