今年のお盆はゆっくり京都を離れることが出来ず、高い山に行けませんでした。そこでかねてから考えていた計画を実行にうつしました。
「一切の交通機関を使わず人力だけで300名山を踏破」といえば田中陽希さんですね。
とてもそんな真似は出来ませんが、せめて交通機関を使わず人力だけで頂を目指してみよう!
というわけで、まず第一弾は自転車と徒歩だけで愛宕山へ。
(以前にもクリニックから徒歩で愛宕山に登ったことはありますが、帰りにはバスを使いました)
午前7時、クリニックを自転車で出発。
金閣寺からきぬかけの路、福王寺、国道162号を走って、御経坂峠(みきょうざかとうげ、標高216m)を越え、7:40高雄に到着。普段は観光客で賑わうところですが、朝早いせいか、コロナのせいか、人影はほとんどありません。
西明寺の横の橋を渡って林道谷山線に入ります。
この林道谷山線をひたすら上り詰めると、サカサマ峠と昔から峠を守る「首なし地蔵」があります。
この峠までは自動車も通れる道ですが、倒木や路肩の崩壊などで道は荒れており、この日も狭くなったところで立ち往生している車がありました。自動車で入り込むにはそれなりの腕と覚悟が要りそうですね。
首なし地蔵手前の三叉路に軽自動車が停まっていました。この三叉路を左に進むと首なし地蔵から愛宕神社へ、右に行くと周山街道細野に通じます。帰りは細野経由の予定です。
午前9:40、首なし地蔵(標高700m)に到着。いつから首がないのかは定かではありませんが、ずっと昔からサカサマ峠を守ってくれているお地蔵さんです。
ちなみに下の写真は10年前の首なし地蔵。10年の間にずいぶん寂しくなりました。
首なし地蔵で自転車を降りて、杉の木にロック。ここからは徒歩で愛宕神社へ。
神社手前の広い道に出ました。神社まではもう一息。後方のおじさんはバイクで首なし地蔵まで上がって来たそうです。
愛宕神社の東斜面にある白鬚神社を抜けてショートカット。
参道の途中に出ました。最後のひと登り。
神社拝殿に到着。
普段は賑わう山頂の広場付近もひっそり。
ここでおにぎりを食べていたら、アブの大群に襲われてあちこち噛まれました。
お盆はたいてい日本アルプスか八ヶ岳に登ってたのですが、標高1500mを超えるとお盆の頃にはアブが居なくなってトンボが飛び交うようになるので油断してました。
愛宕神社にお参りした後は、首なし地蔵まで戻って再び自転車。
サカサマ峠からは、上ってきた道(南:高雄)とは反対(北:細野)側に向かいます。北側はずっと未舗装の砂利道が続きます。
ひと気のない山を走るときは自転車にクマ避けのベルをつけて、チリンチリン鳴らしながら走ってます。
細野までの下山路は大きな石がゴロゴロ転がる荒れた道で、自転車も暴れまくり。いつの間にかクマ避けのベルが千切れて無くなっていました。
細野からは国道162号(周山街道)を南下。細野から少しはしったところにあるラーメン屋さん「キャプテン」でランチタイム。名物のいのししラーメンを頂きました。
ここも気になっていた、小野郷の草餅屋さん。残念ながらコロナの影響で持ち帰りのみ。炎天下に自転車で持ち帰るわけにもいかず、諦めました。
草餅を諦めた後は杉坂から京見峠を越えて帰路につきました。
走行距離48km、累積標高差1200m(自転車1000m、徒歩200m)でした。
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