アイプチ、アイテープの負担は予想以上に大きい | 共立美容外科・歯科 千葉院院長 児玉肇のブログ

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共立美容外科・歯科 千葉院院長の児玉肇です。
美容医療について、みなさんに分かりやすくお伝えしてきます。

こんなことを改めてブログにすると關係者からは

 

「そんなの当たり前だろ」

 

とお叱りを受けると思いますが、最近そういう患者さんが続いたので連投します。

 

まず自分が重瞼のカウンセリングを行うときに真っ先に聞くのは

 

「普段はアイプチやテープでくせを付けていますか?」

 

ということです。これはその人の重瞼ラインの希望とも関わりますし、もう一つは皮膚への負担です。

 

アイプチなどを毎日欠かさず使われる方(使わざるを得ない、という方もいらっしゃると思います)は、本人が

気づかなくても目に見えないダメージが眼瞼の皮膚に蓄積されていると思います。

 

「毎日やっているけど、特に荒れたことはありません!」

 

という方でも、注意深く診察したり、いざ手術で詳細に見ると、皮膚が硬くなって伸縮性が失われていたり、毛細血管が

度重なる炎症で発達して内出血を起こしやすかったりします。

 

いくら目に見える変化がなくても、やはり何もしていない人と比べると状態は違います。なので自分でもある程度荒れている

というのがわかるとなると、程度はより悪いと思われます。

 

最も炎症が強いケースだと皮膚が本当に硬くなってしまい、手術を行うことさえできない場合もあります。その場合はいくつかの軟膏を

処方して状態を良くしてから来院してもらうこともあります。

 

本当はアイプチ等をしばらく休むというのが最も良い対処法なのですが、それが難しい場合もあると思います。その時はなるべく

アイプチが付着している時間を短くして、上記の軟膏を毎日コツコツ塗って可能な限り皮膚の状態を良くしてもらいます。

 

アイプチはハードルは低いですが、やはり目に見えないダメージが皮膚には蓄積されているのだと痛感した日でした。

でも脅かして手術を勧めている訳ではありません・・・。そこは誤解ないように・・・。自分も親知らずを抜いた方が良いとは

思ってもなかなか抜歯しにいく勇気もありませんので・・・。