切らないフェイスリフトとして有名なサーマクールですが、中々モニターになって頂ける方がいませんでした。
久しぶりのモニターです。
蛍光ペンで格子状にマーキングします
メーカーで販売している「グリッドペーパー」で転写する方法もありますが、フリーハンドの方が一人一人に合ったデザインを描けるので僕は好んでいます。
上眼瞼や有毛部、粘膜部位など以外は全て照射します。
上眼瞼にも有効、というサーマクールアイというチップもありますが「全ての患者様で実感出来る訳ではない」ので宇都宮院では導入していません。
使用したのはトータルチップ、900ショットです。
宇都宮院では原則900ショット、治療範囲はフルフェイス、しかお勧めしていません。
定番のサーマクールCPT
サーマクールは歴史的にスタンダードチップ200ショット→スタンダードチップ2個使用(200ショット×2回の合計400ショット)→ラージチップ400ショット→ラージチップ600ショット→トータルチップ900ショット、というメーカー推奨の流れがありました。
チップの面積がより大きくて照射時間が短縮されるサーマクールFLXという機種も2019年から発売されていますが、販売代理店の方が積極的に営業に来ていないので従来通りのサーマクールCPTという機種を使っています。
FLXチップの面積が大きすぎて狭い範囲の照射や凹凸のある部位の照射がやりにくい、というデメリットもあるようです。(余裕がなくて購入できない言い訳だと思って下さい)
治療前の正面です
でも「この方がサーマクールのモニターに適しているの?」ですよね。
元々たるみも目立たず、ぽっちゃりした皮下脂肪も少ない方でした。
ただ、美意識は高く「老化予防も兼ねて、現在よりも少しでもリフトアップするならばサーマクールを受けたい」という要望の方でした。
サーマクールはトータルチップ900ショットとサービスのHIFU焦点式高周波(韓国製Utimsを使用、焦点4.5mm、フェイスラインのみ)を照射しました。
治療後約1ヶ月の正面
明らかな改善は視覚的には分かりません。
治療後約3ヶ月の正面
明らかに引き締まったのが分かります。
特に顔面の下半分です。
僕が予想していた以上の変化です。
モニターの方だったので、変化が少なかったらどうしよう、と思っていました。
治療前後の比較写真をプレゼンテーションして患者様にも納得して頂けました。
治療前の右斜め
治療後約1ヶ月の右斜め
まだ明らかな変化は分かりません。
サーマクールは早い方では治療後1ヶ月程度で変化が現れますが、しっかりと効果が現れるのは3ヶ月後です。
治療後約3ヶ月の右斜め
明らかに引き締まったのが分かります。
治療前の右側面
元々、たるみや皮下脂肪は目立たない母tです。
治療後約1ヶ月の右側面
こちらもこの時点では明らかな変化は分かりません。
治療後約3ヶ月の右側面
正面像や斜め像ほどではありませんがフェイスラインが引き締まってアップしています。
患者様も「毎年1回やります!」と言って下さいました。
耳前部切開によるフェイスリフト手術がめっきり減少した昨今、サーマクールを選択する患者様は増加傾向にあります。
何しろ「麻酔不要」「腫れや赤みの心配不要」「直後からメイクアップ可能」「ほぼノーダウンタイム」「宇都宮院ではハイフを無料サービス」という事で人気があります。
還暦になった僕もそろそろ受けなくては。