小陰唇縮小のモニター患者様です。
小陰唇肥大はほとんどは生まれつき(この方は19歳)だと思います。
加齢や出産で小陰唇が肥大(伸展)する場合もあります。
この方はクリトリスに被さっている皮膚も余剰だったので、一部分切除しました。
場合によってはクリトリスが常に露出するくらいまで皮膚切除を希望する方もいます。
もちろん小陰唇肥大は命に関わる疾患ではありませんので、気にしない方も多いと思います。
治療の目安としては「水着や下着からはみ出してしまう」「セクシーな下着などが小陰唇で盛り上がってしまう」「性交時に引っ張られて痛みが出る」などの場合は積極的に縮小術をお勧めしています。
治療前の状態、小陰唇が左右に大きくはみ出しており厚みもあります
切除デザイン
小陰唇は最低でも5mmくらいは残します。
クリトリスを覆っている皮膚は7mmくらい切除を予定しました。
歯科のような局所麻酔ですので、治療中に切除する大きさを確認することも出来ます。
実際、半分くらいの患者様が手術中確認を希望されています。
手術終了直後の状態
吸収糸で中縫い(5〜6ヶ所)と表面の連続縫合を行います。
抗生剤軟膏を塗ってガーゼを当てて帰宅です。
出血がある1〜3日はガーゼを当てます。
出血が無くなってからはナプキンで保護してもらいます。
シャワーは手術翌日から可能です。
切除した小陰唇の組織
切除したクリトリスの包皮
手術後1週間の状態
腫れは多少残っていますが、とてもキレイな状態です。
もちろん出血などはもうありません。
シャワーだけでなく入浴も可能です。
手術後、約1ヶ月の状態
吸収糸も完全になくなっています。
傷口も全くと言っていいほどわかりません。
スポーツや自転車に乗ったり、何をしても大丈夫になります。