※閲覧注意。(BLです)


苦手な方はUターンでお願い致します。




松村北斗×京本大我




北斗side


「俺…さ、明日仕事だから先に風呂入ってきていいかな?」

って言ったら…


大「北斗…明日朝から仕事なのに無理言って押しかけちゃってごめんね…」

と、京本がめちゃくちゃ申し訳なさそうに謝ってきた。


「全然大丈夫だから!気にしないで!」

と全力で否定して、浴室に駆け込んだ。



『…なんで朝から仕事なんて余計なこと言っちゃったんだろう…』


京本の性格からして…今頃もの凄く気にしてるだろうな…と…京本の泣きそうな顔がチラつき、罪悪感でいっぱいになる。


「はぁ〜っ…俺何やってんだろ…」


京本が自分の家にいるという夢みたいな状況に若干パニクっているのかもしれない…。

とにかく心を落ち着かせたくて、勢いよく服を脱ぎ、いつもよりも熱めの温度でシャワーを浴びた。





風呂を出て、京本の心配をしながらリビングに戻ると…慎太郎と戯れ合いながら楽しそうに笑っている京本がいた。


『…良かった…笑ってる』



大「あっ、ほくと、おかえりなさぁい」

俺に気づいた京本が、可愛く微笑みながら俺に声をかけてきた。


「えっ?!…ぁ、たっ、ただいま…」


『えっ、なに?!なにこの新婚夫婦のような会話っ!!ヤバイっ、可愛い!幸せすぎる』


先ほど風呂で落ち着かせたばかりだというのに、またしても心拍数が上がる。



慎「北斗ごめん、冷蔵庫から勝手にビール貰っちゃった」

「あぁ、全然いいよ、気にしないで。
…てか、京本も飲んでるけど大丈夫なの?」


大「うん、だいじょうぶだよぉ」

『また喋り方が幼くなってる…』



大「ねぇ、ほくともいっしょに飲も?」


おそらくほろ酔い気分なんだろう。

京本の方から誘ってくるなんて…
普通じゃありえない。



それにしても…酔った京本…
色気が半端なくて目のやり場に困る。


ほんのりピンク色の頬に、艶っぽい唇、
そして…とろんとした潤んだ瞳。

居酒屋ではずっと樹に向けられていたその京本の瞳に、俺も映りたいと思っていた。



その瞳が今、
俺を捉えて映している。

京本の瞳が
吸い込まれそうなほど綺麗すぎて…



「…うん、一緒に飲もっか」



魔法にでもかかったかのように

素直に返事をしてしまった。