※閲覧注意。(BLです)
松村北斗×京本大我
北斗side
可愛らしく「ねぇ、ほくともいっしょに飲も?」なんて言ってくれた京本だったけど…
一緒に飲み始めてすぐに船を漕ぎ始め、
完全に酔い潰れて寝てしまった。
『寝顔も綺麗だな…』
ブランケットをかけながら、京本の綺麗な寝顔に見惚れていた。
慎「…ねぇ、北斗」
「ん?」
慎「北斗ってさ…
きょものこと…好き…だよね?」
「えっ?!」
もしかしたら慎太郎に気づかれてるのかも…とは思っていたけど…不意打ちを食らって思わず声が裏返ってしまった。
「いやっ…あのっ…」
必死で言い訳を考えるけどパニクって頭が回らない。
慎「北斗ってさ〜…自分で気付いてないかもだけど、意外とわかりやすいよ。笑」
「えっ…」
慎「だってさ、めちゃくちゃ愛しそうな顔できょもの事見てるもん」
『…マジか…』
やっぱり慎太郎に気づかれていた。
「…気持ち悪い…よね…?」
慎「え?」
「…同じグループのメンバーのことを…さ…
そういう目で見てるって…気持ち悪いでしょ…?しかも…同性だし…」
自分で言ってて悲しくなってきた。
慎「別にいいんじゃない?」
「え…」
慎「俺は全然気持ち悪いとか思わないし、
今はそういうのもありな時代じゃない?」
「慎太郎…」
慎「俺もきょものこと女の子みたいで可愛いなって思うことよくあるしね。それで言うなら俺だって気持ち悪いでしょ?笑」
俺はずっと…この気持ちに蓋をしなければいけないと思っていた。
誰にも知られてはいけないと思っていた。
誰にも認められない気持ちだと思っていた。
慎太郎の意外な言葉に涙が込み上げてくる。
俺は…
京本へのこの気持ちに
素直になっていいのだろうか…
今まで張り詰めていた糸がプツン、と切れ…
情け無いことに
慎太郎の前で涙を溢してしまった。