円山(四等三角点 452.81m 愛別町)、屏風山(三等三角点 396.68m 当麻町) | 独り言ちの山暦

独り言ちの山暦

「風の又三郎、又三郎、早く此さ飛んで来!」「この頂で赤道から北極までの大循環の自慢話を聴かせてくれ。」

 

2024.1.20。

今冬一番のシバレの朝。マイナス18.7度まで気温が下がった。

寒さにも負けず山に向かった。

当麻町にある三角点。円山(四等三角点)である。

総行程距離2.15km。総活動時間1時間29分。

この山は旭川紋別自動車道を層雲峡方面に走ると

上川町の手前の左側に位置する山である。

何となくその山容が昔話に出てくるようで気になっていた山であった。

道路からみる側面は切り立っており登るには苦労しそうだ、と思っていた。

KAKU先輩の呼びかけで今回9名で登る機会を得た。

道路の脇に車を駐車し、何となく緩やかな所から取りついた。

それでもそれなりの急登である。

冷え切っていた身体も段々と暖かくなってくる。

急登を終えると緩やかな登りとなった。

後は樹林の中を一直線に頂上を目指す。

メンバーそれぞれのペースで進む。

息をすると肺の中まで凍ってしまうほどの寒気ではあるが

流石は道産子である。弱音を吐くことは無い。

エゾシカの足跡、塒を見かけるが姿を現すことはなかった。

一度登ったことがあるKAKUさんが後ろから的確な指示を与えてくれる。

登り始めてから凡そ40分。

頂上が近づいて来た。

先頭が頂上に到達したようだ。

三角点ではない標石が一つ。

50分ほどで頂上である。

おやおやここにも頂上を示す標識があった。

これが三角点の標石。

頂上は雪が少なく難なく掘り出した。

参加メンバーで記念撮影。

全員が60歳超えであるが健脚は健在である。

ここで石垣山を登る三名の方が先に下山した。

 

屏風山(点名 三角山 三等三角点)

総行程距離2.32km 総活動時間 1時間45分。

 

まだ時間はたっぷりある。

計画ではこの山一つで帰路に就く予定であったが。

KAKU先輩が「どうだろう、もう一つ」、と。

帰路にある当麻町の屏風山に向かうことになった。

近くの民家にお願いして駐車し登り始める。

日差しもあり暖かくなってきた。

それでもまだマイナス10度である。

円山より雪は深い。

登りもそれなりにキツイ。ジグを切りながら登り続ける。

二つめの山であるが誰にもヘコタレル様子はみられない。

楽しそうに膝を上げスノーシューを運んでくる。

遠くには大雪の山を望むことができた。

頂上が近い。

頂上を捉える時点はいつも嬉しいものだ。

笑顔が映える。

 

KAKU先輩、MUROYさんも登ってきた。

KITAMURさんも元気一杯に頂上を捉えた。

この山にも標識があった。

屏風山の由来は分からないが山並みが屏風を表すことからかもしれない。

頂上からは親子山など当麻にある山展望できた。

予定外に二つの山を登れることができた。

臨機応変に対応してくれるKAKU先輩によることが大であるが

頑張ってくれた同行者にも感謝である。

また、次の山を!

そんな約束を頂上で交わす。

約束は時には切ないものではあるが、勇気を呼び起こしてくれることも

確実にあるのだ。