妻の遺した食料 | 悲しみ

悲しみ

令和4年8月24日に出会って16年、結婚生活15年弱を共にした妻が55歳で永眠しました。妻に会いたい。

妻は手足が不自由になってからは料理はしなくなりました。

それで僕が作っていたのですが、僕が仕事に行ってる昼間は前日の残りか、オイシックスで買った温めたらすぐ食べられる物を食べていました。

妻がよく買っていたものに海老の天ぷらがあります。

妻がオイシックスで最後の注文をしたのは一昨年の6月の終わり頃だと思います。

天ぷらが届いてから1週間後くらいに妻は腸閉塞で入院し、二度と食事ができなくなりました。

その頃に注文した海老の天ぷらを今日までずっと冷凍庫に置いてきました。

賞味期限は2024年4月24日です。

その海老天をついに今日食べることにしました。

一ヶ月過ぎましたが2年近い保存期間を考えたら誤差みたいなもんです。



電子レンジで解凍してからオーブントースターで温めました。

「こんな味やったな」久しぶりに味わった海老天でした。

妻にももちろんお供えしました。

「どうや、久しぶりの海老天?」

妻は「まあまあやな」と返事をするでしょう。


妻が作った、買った食材がまだ残っています。

10年以上経った梅酒

はちみつ

梅干し

ティラミスを作る時に使ったブラックココアパウダー

梅酒は料理に

はちみつは毎朝のパンに

梅干しも料理に

ブラックココアパウダーは飲用ココア代わりに

それぞれ少しずつ食べていってます。


そのうちそれらも食べ尽くす日が来るでしょうがその日が来るのはとちょっと寂しいかなと思いました。