車を買い替えた | 悲しみ

悲しみ

令和4年8月24日に出会って16年、結婚生活15年弱を共にした妻が55歳で永眠しました。妻に会いたい。

昨日、車を買い替えました。


今迄乗っていたのが上の写真のホンダのフィットハイブリッドで買い替えたのはホンダシャトルハイブリッド。シャトルはフィットの派生車で荷室を延ばしステーションワゴンにした車です。詳しいことを言うと乗り心地は全く違い、適度にソフトで装備やシートはより高級になっています。


フィットを買ったのは2021年5月。この頃は退職していて月2回、妻を病院通いに乗せていました。

朝9時頃に家を出て帰りは3時から4時頃に妻から「終わりました。今はロビーにいます。」と電話があったら迎えに行くということをやっていました。妻は時々僕に丁寧語で話かけてたのです。「おやつにします」とか朝僕が出るのが遅いときに「(もう)8時です」とか。


7月から働き始めてからは月2回の病院通いの日は仕事を休んだり、午前休みを取って都合をつけ、帰りの一回だけは病院内で車椅子を押してもらっている介護サービスの人にタクシーで家まで付き添いしてもらうようにしてました。


病院には通常の通院だけでなく、体調が悪くなって診てもらいにも車で行きました。


二泊三日で抗がん剤のような点滴を受ける為の入院、腸閉塞を起こしての3度の入院、その度に大きなキャスターバックや羽毛布団、クッション、マイ車椅子など山のように荷物を車に積んで病院に行っていました。


一昨日の8月23日には病院から最期の付き添いについて電話があり、病院まで大急ぎですっ飛ばして行ったのもフィットでした。


フィットには妻との思い出が詰まっているので手放すのは忍びなかったです。でも一歩前に進み先のことを考えて自分のこれからの趣味に使える車を買うことにしました。


買い替え対象の条件は①荷物が多く詰める、②立体駐車場にも入る高さ③うちは縦列駐車なので長い車は出し入れが面倒、傷付けないようにするのが大変なのでNG④荷室がフルフラットになる、という4つですがこれを満たすのは2年前に生産終了したホンダのシャトルだけでした。だから中古車で探しました。


買ったシャトルは色は白で同じ、前面の顔はよく似ているしインパネもほとんど同じです。


そんな訳で前ととてもよく似た車に乗り換えたので妻との車での思い出も今迄と同じく車に乗っている間には感じることができました。


前より乗り心地がよくなったので妻も乗せてやりたかったな。