今日もトートタロットのアテュ(大アルカナ)について解説したいと思います
解説が長いという意見をいただいたので、今回はサロン内では今まで通り、
Facebookやブログでは短縮したものをお届けします
今回は#5ハイエロファントです。
このカードの中央に描かれている人物は、
エジプト神話の農耕の神オシリス神です。
彼は古代エジプト王国の王でしたが、国民から絶大な信頼を得ていました。
彼が信頼された理由は、
農耕などの技術を人々に教えたから、
そして他国を併合する際も戦争をせず、平和的な交渉を行っていたからです。
そのためこのカードには、
指導者、先生、社会性を学ぶ、という意味があります
このカードの中にはオシリスだけでなく、
イシス(妻)とホルス(子供)も描かれています。
クロウリーによると今現在ホルスの時代
(自らの中に神を見出だし、自らの意志によって生きる時代)
とのことですが、
このカードの中心に描かれているのはオシリスです。
オシリスの時代(紀元前300年頃~1904年)は、
一神教の時代であり、
父権制の時代、
権威を大切にする時代でもあります。
それは王様や社長等、目上の人に歯向かえない時代です。
そんなオシリスの時代の社会心理構造とその限界を学ぶことが、
このカードのテーマになります
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