@kyojitsurekishi 朝日新聞「時代劇は生き残れるか」。「日本の時代劇が危機的状態にある」という前提からして疑問。TVの水戸黄門終了後も映画で「天地明察」「利休にたずねよ」「武士の献立」「清須会議」「超高速参勤交代」「柘榴坂の仇討」「蜩ノ記」「るろ剣」などが続いている。SPでも「みをつくし料理帖」「濃姫」「だましゑ歌麿」がシリーズ化された。その意味で「時代劇は生き残れるか」はTVの1時間連続枠で時代劇が溢れていた20世紀の幻想にとらわれた人の見方だろう。
posted at 00:29:43 00:35:17
 
@kyojitsurekishi 朝日新聞「時代劇は生き残れるか」。縄田一男氏によると「水戸黄門」でも初期は光圀一行が印籠を見せても悪人が臆せず斬りかかってきた。それが1980年代半ば以降、皆が権威にひれ伏すようワンパターン化した。
posted at 00:46:41 
 
@kyojitsurekishi 朝日新聞「時代劇は生き残れるか」。縄田一男氏は「時代劇も歌舞伎のように国が予算を投じて保護すべきだ」と主張。2012年に山田洋次が出演したNHKクロ現のように韓国を「手本」にするのか?すると税金が財源になるか。時代劇を見ない人が文句を言うだろう。
posted at 07:39:55
 
@kyojitsurekishi 2011年に「水戸黄門」が終わった時、誰一人としてパナソニックに代わって製作費を負担する企業が名乗り出なかった。終了を惜しむ人たちがやったのは署名運動。CALは民放のTBSと手を切って、受信料を財源とするNHKと組んで「大岡越前」を復活させた。
 「水戸黄門」は2011年師走に終了した後、2013年3月、福岡・博多座と大阪・新歌舞伎座の舞台で一時的に復活した模様。CALの協力で、柘植の飛猿、よろず屋の千太も登場したようでナショナル劇場版の舞台化だろう。「大岡越前」はTBSの加藤剛主演シリーズが有名だが、テレ朝でも北大路欣也主演のシリーズが作られた。テレ朝は「暴れん坊将軍」で横内正、田村亮を大岡越前守忠相の役にしているので、「越前」のリメイクは必然であった。
NHKで東山紀之が演じた「大岡越前」はCALの協力によるもので、周りのキャラクターや音楽など、ナショナル劇場版の加藤剛版「大岡越前」のリメイクと言っていいもので、違うのは配役だけ。ナショナル劇場版の「水戸黄門」は博多座の舞台で復活し、同じくナショナル劇場の「大岡越前」はNHK時代劇で復活。ナショナル劇場の時代劇からTBSとパナソニックが抜けた形である。
CALが新たな媒体を見つければ復活させることはできたわけだ。
@kyojitsurekishi 朝日新聞で縄田一男氏は「時代劇の真骨頂はチャンバラ」「いま殺陣(たて)をこなす俳優がどれだけいるのか」と言う。最近、チャンバラが見せ場の時代劇は「柘榴坂の仇討」「るろうに剣心」くらいのようで、他は「天地明察」「利休にたずねよ」「武士の献立」「超高速参勤交代」など人間ドラマが中心である。
posted at 08:27:21
 
@kyojitsurekishi 朝日新聞「時代劇は生き残れるか」でペリー荻野氏いわく「OLの現実を描いたトレンディードラマが評判になったときには私も冗談じゃないと思った。ただでさえ疲れているときに家に帰ってまで厳しい現実を見たくない」。時代劇の虚構に「癒し」を求めていたらしい。
posted at 08:40:23
 
@kyojitsurekishi 「水戸黄門」終了が決まった2011年8月8日の朝日新聞では「ご老公の威光 通じぬ『時代』 だんらん消え視聴率1ケタも」と題した記事が載り、「現代劇では駄作とされる先の読める展開が『水戸黄門』の醍醐味だった」との評。それが2013年に「半沢直樹」が高視聴率を記録すると、各メディアは「現代版水戸黄門」「勧善懲悪が受けた」と評していた。では「水戸黄門」は時代劇だからダメで、勧善懲悪は現代劇の方が受けるということになる。
2011年の朝日新聞の記事では、「水戸黄門」終了の理由について、中尾チーフプロデューサーが「核家族化と多メディア化」を挙げ、記事では制作側がテコ入れを繰り返したにも関わらず、若者の時代劇離れでスポンサーが敬遠するようになったと分析されていた。
今度の朝日新聞の「時代劇は生き残れるか」では、縄田一男氏が「俳優が時代劇の演技を学んでいない」「制作側が演技力でなく人気で役者を選び、わかりやすい話とくっつけている」と指摘。春日太一氏が述べていたことでもあるが、作り手と演者の問題に踏み込んでいた。
「水戸黄門」終了の際、これを嘆く意見、終わらせた制作サイドを批判する意見があったが、その多くが日本の時代劇の裏方の生活、文化の継承のためであって、「水戸黄門」という作品自体を必要とする意見は公式HPの掲示板(今は削除された)以外では少なかった。
09:09:28
 
@kyojitsurekishi 朝日新聞オピニオン欄「時代劇は生き残れるか」で縄田一男氏は「NHKでお笑いタレントが浅野内匠頭を演じた」ことを批判しているが演技が上手ければ問題はない。お笑いタレントが時代劇に出た例は多い。竹中直人、伊東四朗、小松政夫、片岡鶴太郎、坂上二郎など…。特に朝日放送の必殺シリーズではお笑い系の藝能人が多数出演しており、藤田まことはもちろん、のりお・よしお、明石家さんま、2代目桂ざこば、笑福亭鶴瓶、高田純次も出演した。
posted at 09:48:23 09:57:51
 
春日太一著「なぜ時代劇は滅びるのか」(新潮新書)と朝日新聞の「時代劇は生き残れるか」(中井貴一、縄田一男、ペリー荻野)についての紹介。
時代劇は滅びるのか? - わくわく亭雑記 - Yahoo!ブログ
 
@kyojitsurekishi 朝日新聞「時代劇は生き残れるか」。
お笑いタレントが浅野内匠頭を演じた例は「薄桜記」の春日俊彰だろうが、TBSの「忠臣蔵」でビートたけしが大石内蔵助を演じた例もあるので、それ自体は驚くことではない。むしろ日本人の多くが「忠臣蔵」の浅尾内匠頭と大石内蔵助を悲劇のヒーローとして扱うのがおかしいのであって、この両者はお笑いタレントが演じた方が似合っているかも知れない。
 
9/17の日経夕刊で縄田一男氏が春日太一氏の『なぜ時代劇は滅びるのか』について書評を書いていたらしい(参考tw)。RT
なぜ時代劇は滅びるのか 春日太一著 厳しい分析、愛すればこそ
 
 
「クロ現」で山田洋次監督が何と言っていたか再確認。
時代劇衰退!山田洋次監督「新しいもの作らない制作側の怠慢」 J-CASTテレビウォッチ
*NHKクローズアップ現代3 件(2012年1月11日放送「時代劇 危機一髪~伝承の技は守られるか~」)
2012/1/12 19:25
 
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AmebaBlog>〔2014年(平成26年)10月

LivedoorBlog>〔2014年10月  ものがたりの歴史・補足〕

 

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