今でも一部(多く?)の日本人は政治や生活に不満があると政治家や官僚を「悪代官」に喩えて「水戸黄門」の出現を望むようだがそれは幻想である。史実では関東からほとんど出ていないとされる徳川光圀。彼が時代劇でやっていた世直しは、地方政治の中間管理職の人事交代を推進していただけである。
〔ひろし・カーミット@misterhiroponさん〕
大体子供の頃から痛快さを感じませんでしたからね、日本各地の権力者を更なる権力を持った者がお説教するだけで。あと三つ葉葵を目にしただけで、どんな屈強な奴らでも忽ち平伏してしまいますが、疑惑を持つ者はいないのかと思いました。
承前) 『暴れん坊将軍』で毎回悪の黒幕が、“上様が斯様な場所に居られる訳が無い!”と言って始末しようとしますが、正論だと思います。将軍家所縁の人間が、江戸城を抜け出したり、諸国漫遊なんてする訳がありませんから。
返信先:@misterhiroponさん
「水戸黄門」から派生した作品のような「長七郎」「松平右近」「暴れん坊将軍」「将軍家光忍び旅」「殿さま風来坊隠れ旅」などは皆「主人公が先に正体を明かす」→「悪人が『こやつは偽者だ、斬れ、斬れ』」というパターンでした。逆に「水戸黄門」が例外的になってます
時代設定で考えると、3代家光の時代と8代吉宗~10代家治~11代家斉の時代は、悪人が開き直って、徳川家・松平家の人間に抵抗して返り討ちに遭い、家光と吉宗の間の5代綱吉の時代だけ、悪人が葵の紋にひれ伏して観念することが多かったようになっています。
現代日本の政治家が「マスコミを懲らしめる」と言うと水戸黄門のようで時代錯誤に思われるが、時代劇で水戸黄門が悪代官に説教していたのは武家政権による縛りを強化していただけで、民衆による改革の芽を摘んでいたことになる。
2015年7月2日23:23
「水戸黄門の印籠」は、比喩では旧態依然の権威主義などのマイナスの意味で使われることが多い。では水戸黄門の終了を嘆き、復活を望み、「今の時代、日本に必要」とまで思う人は、「自分にとって気に食わない奴を懲らしめてくれる権力者」を望んでいるわけか。
2013年7月1日 中学生「水戸黄門の悪役だけどさ、土下座して捕まるより黄門さま殺したほうが得策だと思わない?」 ロケットニュース24
2015年7月17日11:55:39~12:02:55~12:03:08
習近平国家主席が中国で水戸黄門のように人気らしい。旧政権の「腐敗」した権力者をどんどん叩いてるから。水戸黄門が葵の紋をひけらかして「悪代官」たちに説教していたのは、民衆の不満が爆發しないようにする工作だった、中国共産党と同じ…ということになる。
中学生「水戸黄門の悪役だけどさ、土下座して捕まるより…」
習近平は薄熙来、周永康、令計劃ら周りの政治家には厳しかったようだが、自身の名がパナマ文書にあると報道規制か。時代劇の水戸黄門は西山荘で質素な生活をしていたが、旅の出費を考えると悪代官より悪質だったことになる(勿論、全国行脚はフィクション)。