「水戸黄門」として有名な徳川光圀は、「史実」では福島県いわき市南部の勿来(なこそ)と静岡県の熱海を訪れたくらいで、その他には関東地方から出ていない。
『水戸黄門』で光圀がやっている世直し旅では、各地の藩主が悪事を働いている例はほとんどないようだ。悪人はせいぜい家老が上限で、家老は悪事に加担していない場合もある。悪人は「悪代官」に象徴されるように代官か奉行、あるいは商人である。商人は善玉商人と悪玉商人(悪徳商人)の両方がいるのが普通だ。
『水戸黄門』で光圀がやっているのは地方政治のトップに人事変更を勧めることであり、しかも各地の行政の長でなく中間管理職を交代させていただけである。
これでは真の改革になっていない。
『水戸黄門』は幕府ができて90年後の日本を舞台にしており、主人公たちが幕府を作るのでもなく倒すのでもない、江戸時代のある時期、幕府の中で起きた小さな波紋、権力争いを描いていただけであった。
 
平成24年tw

今でも一部(多く?)の日本人は政治や生活に不満があると政治家や官僚を「悪代官」に喩えて「水戸黄門」の出現を望むようだがそれは幻想である。史実では関東からほとんど出ていないとされる徳川光圀。彼が時代劇でやっていた世直しは、地方政治の中間管理職の人事交代を推進していただけである。

/午前1:36 · 2012年10月17日/

 
平成25年tw
@kawaitasuku 「水戸黄門」に出てくる悪役も少しも「反省」していないように見えます。劇中の光圀が何回「世直し」しても各地で不正がまた起きるので悪人は水戸老公がいる間だけ頭を下げているだけです。それに最大の政敵である柳沢吉保は光圀没後も健在でした。
posted at 18:41:05
 
平成27年tw
水戸黄門の旅は日本各地で説教しながら移動するだけで、不正を防ぐ根本的な解決になっていない。 
 

〔ひろし・カーミット@misterhiroponさん〕

大体子供の頃から痛快さを感じませんでしたからね、日本各地の権力者を更なる権力を持った者がお説教するだけで。あと三つ葉葵を目にしただけで、どんな屈強な奴らでも忽ち平伏してしまいますが、疑惑を持つ者はいないのかと思いました。

承前) 『暴れん坊将軍』で毎回悪の黒幕が、“上様が斯様な場所に居られる訳が無い!”と言って始末しようとしますが、正論だと思います。将軍家所縁の人間が、江戸城を抜け出したり、諸国漫遊なんてする訳がありませんから。

午後5:13 · 2015年6月30日 東京 千代田区

午後5:16 · 2015年6月30日 東京 千代田区

 

返信先:@misterhiroponさん

「水戸黄門」から派生した作品のような「長七郎」「松平右近」「暴れん坊将軍」「将軍家光忍び旅」「殿さま風来坊隠れ旅」などは皆「主人公が先に正体を明かす」→「悪人が『こやつは偽者だ、斬れ、斬れ』」というパターンでした。逆に「水戸黄門」が例外的になってます

/午後1:17 · 2015年7月2日/

 

時代設定で考えると、3代家光の時代と8代吉宗~10代家治~11代家斉の時代は、悪人が開き直って、徳川家・松平家の人間に抵抗して返り討ちに遭い、家光と吉宗の間の5代綱吉の時代だけ、悪人が葵の紋にひれ伏して観念することが多かったようになっています。

/午後1:19 · 2015年7月2日/

 
 

現代日本の政治家が「マスコミを懲らしめる」と言うと水戸黄門のようで時代錯誤に思われるが、時代劇で水戸黄門が悪代官に説教していたのは武家政権による縛りを強化していただけで、民衆による改革の芽を摘んでいたことになる。 

2015年7月2日23:23

/午後11:23 · 2015年7月2日/

 

「水戸黄門の印籠」は、比喩では旧態依然の権威主義などのマイナスの意味で使われることが多い。では水戸黄門の終了を嘆き、復活を望み、「今の時代、日本に必要」とまで思う人は、「自分にとって気に食わない奴を懲らしめてくれる権力者」を望んでいるわけか。

/午後11:25 · 2015年7月2日/

 

2015年7月2日23:25

/午後11:25 · 2015年7月2日/

 

@anti_bone @boyage9394 敢えて言えば時代劇の水戸黄門の旅は越権行為で、各地の悪代官を成敗できなかったからでしょう。「藩主に報告したから処分の知らせを待ってろ」と説教して去るのが大半でした。悪人としては水戸の隠居が地元に来ている時だけ頭を下げていればいいんです。
posted at 14:30:27
 
「水戸黄門」の悪人や敵が「印籠の前で土下座する人たち」だけだと思っている人はちゃんと番組を見てない。中学生の疑問に対し父親の説明が不充分。「水戸黄門」で老公が命を狙われたことは何度もあるし、「必殺仕事人」第6話も参考になる。「暴れん坊将軍」では悪人の抵抗→返り討ちがパターンとして定着した。
2013年7月1日 中学生「水戸黄門の悪役だけどさ、土下座して捕まるより黄門さま殺したほうが得策だと思わない?」 ロケットニュース24
2015年7月17日11:55:3912:02:5512:03:08
 

習近平国家主席が中国で水戸黄門のように人気らしい。旧政権の「腐敗」した権力者をどんどん叩いてるから。水戸黄門が葵の紋をひけらかして「悪代官」たちに説教していたのは、民衆の不満が爆發しないようにする工作だった、中国共産党と同じ…ということになる。

/午前8:58 · 2015年7月23日/

 
 悪人が水戸黄門の正体を知った後でも抵抗する場面があった。今年のSP版もそう。中学生が知らないのは仕方ないとして父親も説明できないほど知識がないのか。
縄田一男氏は「初期の水戸黄門では、悪人が印籠を見ても臆せず斬りかかってくることもあった」と言っていた。「長七郎江戸日記」「暴れん坊将軍」「将軍家光忍び旅」等では悪人が主人公の正体を知ってから抵抗していた。
「水戸黄門」に出て来た悪人は土下座しても捕まったとは限らないし、処分を受けても放免になった可能性もある。
中学生「水戸黄門の悪役だけどさ、土下座して捕まるより…」
 
今年6月29日のSPでは悪人が水戸黄門の正体を知って土下座したのに悪事が露見すると破れかぶれで水戸黄門に斬りかって返り討ちに遭っていた。「悪人が印籠の前に土下座して終わる…」というパターンだけではないということだ。悪人が印籠に臆せず抵抗する場面もあった。
 
平成28年tw
官僚政治や保守支配を打破すれば民主主義がやってくるかと期待したら政治の均衡が失われただけだったという嘆き。悪者を倒すだけで代替案がなければそりゃそうでしょ。/宮本太郎山口二郎『リアル・デモクラシー』または憂しと見し世ぞ今は恋しき//
 
「水戸黄門」では老公が悪代官に説教して回っても後任がまた悪代官。「暴れん坊将軍」では将軍が起用した部下から造反者続出。大臣の罷免と同じ。
 
 

習近平は薄熙来、周永康、令計劃ら周りの政治家には厳しかったようだが、自身の名がパナマ文書にあると報道規制か。時代劇の水戸黄門は西山荘で質素な生活をしていたが、旅の出費を考えると悪代官より悪質だったことになる(勿論、全国行脚はフィクション)。

/午前8:56 · 2016年5月11日/

 
 
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