1975年ごろの短編「のび太の恐竜」はてんコミ第10巻収録。
のび太とドラえもんがピー助を白亜紀の地球に送り返したところで終わっていた。

 

1979年にテレ朝でアニメの2作目(1作目は日テレ版、1973年)が始まり、1980年に映画が公開された。
「のび太の恐竜」に「尾ひれ」(サイドストーリーと後日談)がついて、大長編第1作になった。
大長編『のび太の恐竜』の原作を観る限り、のび太の少年時代は20世紀である。

 

ピー助は白亜紀に戻ったが、『のび太と竜の騎士』では、その後、白亜紀末期に多数の隕石の衝突で大半の生物が滅亡。
『ワンニャン時空伝』で古生代にイチたちの地球脱出の原因となった天体衝突が繰り返されたわけだ。

 

ドラえもんたちは地下シェルターを作り、恐竜たちを避難させた。その子孫が竜人に進化した。

 

年表
3億年前 イチの国成立。気候大変動(映画で隕石衝突)で犬、猫たちが宇宙へ避難
1億年前 ピー助が白亜紀の日本に戻る
6500万年前 隕石衝突で恐竜滅亡。一部はドラえもんたちの働きで地下に逃れ、竜人に進化
10万年前 のび太が石器時代でマンモスに襲われ、ドラえもんが助ける
7万年前 ドラえもん、のび太たちがアジア大陸で出会った人たちが日本人の祖先に
3万年前 メカトピアの博士がロボット製造

 

恐竜絶滅の原因は、やはり小惑星衝突ということで落ち着きそうだ。
検索すると「6550万年前」と書かれているものもある。
Google 恐竜 絶滅 小惑星

 

『のび太の恐竜2006』は2011年1月3日早朝にもテレビで放送された。
1980年前後、ティラノサウルスはゴジラのように直立していたと考えられていたが、実は胴体が水平だったというのが定説となっており、1980年版と比べて白亜紀の爬虫類の描写が「現実的」になった。

 

この作品でタイムマシンは現代に帰還できなくなる危険をともない、それはのちの時間旅行、冒険もので定番となっている。さらにタケコプターは電池が切れる危険性があり、どこでもドアには白亜紀の地図がインプットされていない。ドラえもんの秘密道具の定番の限界がこの映画で露呈しており、作品で描かれるのは文明の限界と、それに直面した人間たちの力の可能性の追求である。
どこでもドアが使えないと徒歩というのは極端だが、これは文明の利器が便利になりすぎた結果、中間的な選擇肢されることを意味している。筆記用具としてパソコンか手書きは残っても中間的なタイプライターはやワープロは排除される。停電しても使えるのは手書きとタイプライターだが、タイプにはリボンの交換が必要であった。

 

@kyojitsurekishi

1980年の「のび太の恐竜」から7年後の映画が1987年の「のび太と竜の騎士」。「竜の騎士」でのび太は「恐竜はまだ地球のどこかにいるはずだ」と主張。スネ夫は「タイムマシンで恐竜を連れてきたってダメだ」と言って、のび太のやることの先を読んでいた。

午後4:29 · 2013年3月27日

 

@kyojitsurekishi 「竜の騎士」でのび太は「恐竜はまだ地球のどこかにいるはずだ」と主張。「いない」と主張したスネ夫は「タイムマシンで恐竜を連れてきたってダメだ」と言ってのび太に忠告。劇中、一部の恐竜は竜人として地下に生存していたが、のび太とスネ夫たちがそれを助けた。

posted at 19:33:32 〔午後7:33 · 2015年6月19日

 

/いもわらい(@sirodanuki)さん / Twitter/

のび太の超人的な行動に、いちいち驚くジャイアンとスネ夫は、殆どの場合それがドラえもんの道具によるものだということに、そろそろ気付いてもよかろう。

//

 

返信先:@sirodanukiさん

ジャイアンとスネ夫がのび太をみて「そうかドラえもんに頼んだな」と気付く場面は時々あります。「竜の騎士」の時、スネ夫はあらかじめのび太に「ドラえもんに頼んでタイムマシンで恐竜を連れてきてもダメだ」と釘をさしています。

//

 

〔ぺたぞう@pettanesa

ドラえもんは龍の騎士までだったからなあ。あとはアニマル惑星と日本誕生をかじったぐらいか。

午後3:29 · 2015年7月8日·ツイタマ

 

〔トミプン@tomip113

〔返信先:@pettanesaさん〕

竜の騎士だけ話知らない

午後4:19 · 2015年7月8日

 

〔ぺたぞう@pettanesa〕

返信先:@tomip113さん

@tomipla113 0点の答案隠しに地下に入ったら恐竜の子孫が文明築いて反映してたって話。

午後4:20 · 2015年7月8日

 

@kyojitsurekishi 「のび太と竜の騎士」は「絶滅したはずの恐竜の一部が地下で進化して竜人になっていた」という、「ゲッターロボ」や「恐竜大戦争アイゼンボーグ」のような話だったが、竜人は人間の「敵」ではなかったと思う。
2:19 - 2015年7月15日

 

「竜の騎士」「パラレル西遊記」「日本誕生」辺りでドラえもんから卒業した世代も多いだろう。そうなると「2112年ドラえもん誕生」の設定(「黄色いメッキが取れた」等)を知らない世代は上にも下にも多いはず。こっちは「のび太の恐竜(1980)」を映画館で見て、「(旧)宇宙開拓史」をテレビで微かに見た記憶があり、その後は「緑の巨人伝」まで映画ドラえもんを見ていなかった。「新宇宙開拓史」から毎年見ている。虚実歴史に関心を持ったので、大長編ドラえもんのうち、「竜の騎士」と「日本誕生」は漫画で読んだが映画は見ていない。映画ドラえもんの「パラレル西遊記」と「ワンニャン」はフィルムコミックを読んだ。
2015年7月15日 2:242:432:38

 

円道祥之氏は藤子作品に関心が薄かったのか「歴史読本」で扱ったドラえもんのネタは22世紀のドラえもん誕生だけ。「竜の騎士」も「日本誕生」も無視。こういう空想歴史的なレリーフの絵もありそうでなかった。
2015年7月15日 2:43
原画展「のび太の日本誕生と時空の旅」が始まりました。川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

 

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関連語句
竜の騎士 [1]〕~〔竜の騎士 [9]〕
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竜の騎士(twilog)
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