ドラえもんとのび太の時代設定
『ドラえもん』の場合、のび太の母・玉子が7歳のときに楽しんだ娯楽が、原作で『黄金バット』の紙芝居で、79年以降のテレ朝版アニメの初期でもそうだったが、2007年放送のリメイク版では1980年代に移り、松田聖子のサイン会になっている。つまり、のび太の母は松田聖子より数年は年下である。
また、「ジーンと感動する話」の場合、原作とテレ朝初期アニメではのび太、静香たちが歌手「西条ひろみ」(西城秀樹+郷ひろみ、外見は郷ひろみ似)の撮影現場に出くわしたが、2006年のアニメでは相武紗季と速水もこみちがドラマ『レガッタ』(2006年テレ朝系放送)のロケ現場を見物していた。これにより、のび太は2006年で10歳か11歳程度ということになる。
└→『ドラえもん』の登場人物が携帯電話を持つことへの賛否
『ドラえもん』の場合、のび太の母・玉子が7歳のときに楽しんだ娯楽が、原作で『黄金バット』の紙芝居で、79年以降のテレ朝版アニメの初期でもそうだったが、2007年放送のリメイク版では1980年代に移り、松田聖子のサイン会になっている。つまり、のび太の母は松田聖子より数年は年下である。
また、「ジーンと感動する話」の場合、原作とテレ朝初期アニメではのび太、静香たちが歌手「西条ひろみ」(西城秀樹+郷ひろみ、外見は郷ひろみ似)の撮影現場に出くわしたが、2006年のアニメでは相武紗季と速水もこみちがドラマ『レガッタ』(2006年テレ朝系放送)のロケ現場を見物していた。これにより、のび太は2006年で10歳か11歳程度ということになる。
└→『ドラえもん』の登場人物が携帯電話を持つことへの賛否
ウルトラシリーズ
円谷プロのウルトラシリーズは放送当時の野球中継が流れたり、近未来を想定しているようだったりして、時代設定が不安定である。
例えば、ウルトラマンによってウルトラ水流で倒されたジャミラは墓碑銘から1993年に死んだことになっている。『空想歴史読本』で作者の円道祥之(えんどうまさゆき)氏は、この場面から『ウルトラマン』の最終回の舞台を
「1993年かそれ以降」と考え、『ウルトラセブン』から『ウルトラマンレオ』までの時代設定を推定するのに苦労している。しかし、これはウルトラマンがゼットンに敗れて一旦、ウルトラの星に帰り、あとで再びやってきたと解釋すれば何でもない。
円谷プロのウルトラシリーズは放送当時の野球中継が流れたり、近未来を想定しているようだったりして、時代設定が不安定である。
例えば、ウルトラマンによってウルトラ水流で倒されたジャミラは墓碑銘から1993年に死んだことになっている。『空想歴史読本』で作者の円道祥之(えんどうまさゆき)氏は、この場面から『ウルトラマン』の最終回の舞台を
「1993年かそれ以降」と考え、『ウルトラセブン』から『ウルトラマンレオ』までの時代設定を推定するのに苦労している。しかし、これはウルトラマンがゼットンに敗れて一旦、ウルトラの星に帰り、あとで再びやってきたと解釋すれば何でもない。
円道氏は1960年代と70年代の「空想歴史」について、円谷プロや東映などの怪獣、ヒーローものを集中的に取り上げているが、ほとんど、放送時期を時代設定としているもので、ウルトラマンや仮面ライダーが活動した時期を調べても意味はない。
それより、『空想歴史読本』で梶原一騎や水島新司のスポーツ漫画(またはそのアニメ化作品)について全く触れていないのは異様である。
それより、『空想歴史読本』で梶原一騎や水島新司のスポーツ漫画(またはそのアニメ化作品)について全く触れていないのは異様である。
例えば、星飛雄馬が第1話で長嶋に魔送球を投げ付けたとき、「10歳程度」とされたが、それで66年に高校に入ると第1話では7歳になる。そして高校1年の夏が終わったら1年あとにずれて67年秋になってしまった。これは豊福きこうと河崎実が指摘している。
また、『球漫』での伊集院光との対談によると。水島新司は『あぶさん』を野球史の記録のつもりで描き、『ドカベン』は1試合、1試合を丁寧に描いているとコメントしている。そのせいか、山田太郎は明訓高校に入ったとき、長嶋は引退直前で74年ごろであり、高校2年の夏が終わったときは75年のはずが79年になっており、高校3年の夏は
85年、ドラフトで指名されたのは94年で、長嶋は第2期の監督になっていた。
円道氏がこれを「無視」しているのは不思議である。
85年、ドラフトで指名されたのは94年で、長嶋は第2期の監督になっていた。
円道氏がこれを「無視」しているのは不思議である。