このアルバムは、モーツァルトの、都市名を冠した交響曲を3曲集めた粋な企画ですが、なかでも、スピード感とダイナミックさで一番なのは、この第36番「リンツ」でしょう。
この曲も、幾多の名演があり、実演でもよく取り上げられます。 最近では、京都フィルハーモニー室内合奏団の実演で、たくましくもエネルギッシュな弦楽器に圧倒されたのも、記憶に新しいです。 第1楽章の、アレグロ・スピリトーソから、アクセル全開で、天国的な第2楽章、雅やかな第3楽章と続き、フィナーレのプレストでは、まさに疾風のごとく走りぬきます。 これほど、ワクワクする演奏は、クーベリック指揮バイエルン放送響以来です。 あちこちに、工夫された楽器バランスともども、最上級の演奏と言っていいでしょう^^b
ブラボー!!!
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