ブラ1と幻想交響曲のおかげで、少し日陰の身になっていますが、この、ラヴェル管弦楽曲集も、このコンビの代表作です。 その中から、まずは、「亡き王女のためのパヴァーヌ」を。 パリ音院管とくらべて、まず、弦の存在感が増し、潤いが出てきます。 ホルン(コル)も、テヴェではなく、ストラスブール・フィルから移籍したロジェ・アブラムとなり、ビヴラートが細かくなりました。 楽器も、ピストンではなく、ロータリー・バルブなので、音が変わるときは、スパっと変わります。 でも、これも、ピストン・タイプと併用されていたもので、フレンチ・ホルンとは、明確に区別されます。 木管他のセクションも、明らかに強化され、大柄で豊かな演奏になっています。
当時のフランス最高の響き。
※個人的には、クリュイタンス/パリ音楽院管のほうが、好きなのはナイショ(笑
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