10年前の音源復活⑤
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団といえば、アメリカを代表する伝説的コンビですよね。 たくさんの名録音を残しましたが、これもその1つ。 ヨーロッパ・スタイルのオケとして有名ですが、やはり、アメリカの作曲家のものには、思い入れが大きいんでしょうね。 ここに収録されてる、「パリのアメリカ人」は、すばらしい演奏です。 見事に、ミュージカル風のノリで、フィラデルフィア管特有の、ゴージャズなサウンドがこの曲にはピッタリ。 そして、各ソロ楽器も、ムードたっぷりで、盛り上げます。 特にチャールストンの主題と呼ばれるトランペット・ソロは、明るく楽しげで最高の仕上がり。 トップ・クラスのオケマンが、楽しんで演奏しているのが、手にとるようにわかります。 ソニー時代のちと古い録音ですが、実は、あとのRCA時代にはなくなってしまった、「ザ・ホール」と呼ばれる、音響のいいホールを使ってるので、67年収録とは思えない、良質の音が聴けるんです。 そして、「ラプソディ・イン・ブルー(完全全曲版)」とグローフェの組曲「グランド・キャニオン」という、豪華・カップリング。 これだったら、「クラシックってなんとなく手が出ない」人とか、クラシック初心者には絶好のCDだと思います。 実は、パリのアメリカ人はこの演奏が、マイ・ベスト・・・なんですよ。
いや~、ゴージャス!
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