スイカ、レンコン、インゲンマメ、これ全部持ち込んだのは?
昨日、自虐的なツイートである意味人気、だけど参拝客には結びつかない宇治にある萬福寺をご紹介しました。
本日は萬福寺を創建したお坊さんのお話です。
萬福寺は1661年に中国から来た隠元隆琦(いんげんりゅうき)というお坊さんによって創建されました。
隠元さんは中国の臨済宗を代表する僧で、日本に来てほしいと再三お願いされていました。
そして、63歳の時に弟子を連れて来朝。
宇治でお寺を開き、萬福寺と名付けました。
その時、隠元さんは中国からいろいろなお土産を持ってやって来られました。
代表的なものが、インゲンマメ、これ漢字で書くと隠元豆。
そう、隠元さんが日本に伝えたものだったのです
↑萬福寺境内でも栽培中
その他にも、スイカ、レンコン、タケノコなどの食べ物から、仏教で使う木魚も日本に伝えられました。
木魚の基になったものが、開梆(かいぱん)といって↓
本当に魚を形をしています。
元々は、儀式や行事の時に、時刻を伝えるために使われていたものだそうです。
中国風精進料理も、隠元さんが伝えたもので、現在でも萬福寺で提供されています。
というわけで、見所盛りだくさんな萬福寺ですので、まだ行ったことがないという方は、ぜひ足を運んでみてくださいね
↓人気ブログランキングに参加しています。