なぜ、”最中”と書いて”もなか”と読むのか、不思議に思ったことはありませんか
平安時代、月見の宴に源順(みなもとのしたごう)という歌人が
「池の面に 照る月なみを 数ふれば 今宵ぞ秋の もなかりける」
(小波が立つ池の水面に照り映っている月を見て、月日を数えれば、今宵は秋の最中の十五夜であった)
と詠みました。 秋の最中というのは、ちょうど秋の真ん中、十五夜のこと。
ちなみに、この会に出されていたお菓子が、丸形で薄い餅菓子でした。
それから、時は経ち、江戸時代に入ると、平安時代の餅菓子にちなんで「最中の月」という和菓子が考案され、それがいつの間には「月」がとれ、「最中」という名前が定着していったんだそうです
さて、京都府内にある和菓子店には、数多くの最中があると思いますが、本日は3ヶ所の最中をご紹介してみたいと思います
京都鶴屋鶴寿庵 「壬生の誠最中」 1個150円
新撰組ゆかりの壬生寺のすぐ近くにある和菓子屋さん。 中は粒あんで、あっさり上品な味わいです。
京都市中京区壬生梛ノ宮町24
朝日堂 「丹波大納言」 1個150円
亀岡で最中といえば、朝日堂さんの「丹波大納言」ともいわれるほど。 甘めですが、後味はすっきりとしています。
京都府亀岡市馬路町住吉25-1
米儀福寿堂 「栗大納言」 1個280円
持った時にずっしり重たいこの最中。 中にはまるまる1個の栗と餅が入っております。 大臣賞を受賞しただけあって、かなり美味しいです。
京都府南丹市八木町八木東久保37-11
人気ブログランキングに参加しています♪ クリックお願いします♪