葵祭で、観衆が一番声を上げるところをご存じでしょうか
実は牛車なんだそうです。
葵祭には、馬36頭、牛4頭が行列に参加します。
馬は牧場や競馬などで歩いていたり走っている姿を見かけますが、
牛が飼われている姿は見たことがあっても、歩いている姿は
なかなか見ないものですからね
さて、この馬や牛は、一体どこから集められているのでしょうか
葵祭の牛馬の調達を一手に引き受けているのが、明馬会という
団体です。
馬や牛を調達する際に最も重要なことは、一度でも祭りなどに
参加したことがあるというもの。
大勢の観客の前で興奮したり、暴れては大変なことになるので、
きちんと訓練されている牛馬を選びます。
これは、葵祭の裏方をされている方に聞いた話ですが、
馬でも競走馬として使用されていたものは、競争心が強いため
他の馬を見ると興奮して、祭りには不向きなんだそうです。
さて、馬より調達が大変なのが牛です。
葵祭の行列に加わる牛車は2台ですが、何かあった時のために
1頭ずつ予備を歩かせておくので、牛は4頭参加します。
御所車の重さは2トン
しかも、8kmの道のりを歩かないといけません。
今は昔と違い、農耕で使う牛もほぼいませんから、それように
1年かけて訓練をしておくそうです。
というわけで、本日のトリビアは
葵祭の一番の注目は牛
大変な思いで調達されたということを踏まえつつ、行列を
眺めてみると、また違ったものが見えてくるかもしれませんね
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