埒(らち)があかない
物事が片付かないときに使う言葉ですよね。
実は、葵祭と深く関係しているってご存じでした
本来は、 埒(らち)があく として使われていました。
埒(らち)とは、馬場の囲いや柵のこと。
葵祭の行事の一つである賀茂競馬(かもくらべうま)は5月5日に
行われます。
現在の行列は、それより後の15日に行われますが、昔は
行列が先に行われ、賀茂競馬が一番最後に行われていました。
つまり、競馬が終了してから、馬場の囲いである埒(らち)を
外すことを 埒があく といい、物事が片付くという意味に
なったのです。
さて、埒があくと農作業の本格的なシーズンへとなります。
それを待ちきれない気持ちを込めたのか、 埒があかない という
否定形に変わっていったんだそうです。
というわけで、本日のトリビアは
埒(らち)があかないという言葉は葵祭からきている
でした。
4回に分けて、葵祭のトリビアをご紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか
ご紹介したものを頭の片隅にでも入れていただいて、
葵祭を楽しんでもらえればと思います
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