京都には歴史に育まれた伝統的な野菜がある。 これを「京の伝統野菜」として、 昭和62年に京都府が選定した。 主な定義は、 明治以前に導入された歴史を有し、 府内で生産・栽培、 又は保存されている野菜であると云う事。
例えば、 「青と」の呼称でも知られる「伏見とうがらし」は、 17世紀に発行された 『毛吹草』や『雍州府志』に記されている。
伏見界隈で栽培されていた事から 「伏見とうがらし」と名付けられた。
先の尖った細長い形体から「ひもとう」、 辛味の少ない味覚から 「伏見甘長とうがらし」「甘長」とも呼ばれている。
*「伏見とうがらし」は、 ・「青と」 ・「ひもとう」 ・「甘長」 ・「伏見甘長とうがらし」 とも呼ばれる。 |