「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」その97〜5月14日編⑦オランダパビリオン訪問 前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算11回目となった5月14日(水)の訪問記をお送りしています。




たくさんの観客とお笑い芸人の方々が集う、会場の憩いの場ともいえる「よしもとwaraii館」を後にします。

さて、もう時刻は早くも5時前。この後は、3日前の空き枠先着で取れていた「オランダパビリオン コモングラウンド」の予約が迫っていました。

しかし、コモングラウンドとはなんやろう。


よしもとから大屋根リングを横切り、その内側を反時計回りに進みます。公式サイトより。


リング内側に出たところは「イタリア・バチカンパビリオン」。門外不出と言われる国宝級の逸品が日を追って展示に加わり、4、5時間待ちも価値あると、万博随一の人気を博しています。

さすがにこの頃はそこまでマスコミなどで報道されたりではありませんでしたが、2時間待ちです!と、スタッフの方の叫び声が。



その隣には「シンガポールパビリオン」。赤い球体が遠くからでも目立ちます。どちらもまだ入場したことはありません。


近寄って気づくのですが、赤い球体の表面はまるでウロコのよう。どのようなパビリオンなのか、半年の会期中まだまだ楽しみは続きます。


まったく余談ですが、先ほど訪問したよしもとパビリオンに似ています。こちらは球体には入れなかったのですが、シンガポールの方はどうでしょうか。



よしもとから、ゆっくり歩くこと5分ほど。目的の「オランダパビリオン コモングラウンド」に到着。



陽が翳って来るとともに、海風が爽やかな感じになって来ました。



さっそく予約列に並ぶのですが、正面玄関に鎮座するのは、この大きな球体。今日は丸いものに縁があるような気がしないでもないですが、これは、日の出のイメージだそう。


さらに、先ほど入って来た入り口を見返しますと。ブラインドを指で押し上げたような。これはおもしろい。



どのような使い方をされるのか。大阪からは近いですので、見に行けます。NHK関西NEWS WEB 2025(令和7)年5月20日付け。


それでは、パビリオン入り口で入場を待つ間に壁面にいっぱいのお国紹介を拝見することにします。


最初は「国境を越えた交流」から。



我が国とオランダというと、江戸幕藩体制で敷かれた200年以上続いた鎖国政策の中で、唯一開かれた海外との窓口でした。

長崎の出島に隔離される形ではありましたが、ここを起点に、西洋文化は日本に浸透して行ったことは歴史に残る出来事です。


ところで、解説の中で目に留まるのは「コモングラウンド」という言葉。今般の万博では、オランダパビリオンという名称と必ず併記されているのでした。


「コモングラウンド」とは「共創の礎」という意味があるそう。国土全体が低湿地という環境の中、国民が協力して干拓事業に勤しんだ結果
豊かな国土が築かれた、という自負が込められているように、解説からは受け取りました。


ところで、日本語ではお国を「オランダ」と呼ぶのは、ポルトガル語における「ホラント」が戦国時代に来航したポルトガル人宣教師によってもたらされたことによる、と言われます。

英称では"THE NETHERLANDS(ザ・ネザーランド)"となります。直訳すると「低地の国々」






歴史的にはオランダのみならず、同じような国土の環境にある、隣接するベルギー・ルクセンブルク(いわゆる、ベネルクス三国)を含めての広義だとのこと。なるほど。両パビリオンはすでに訪問済み。



それゆえ、環境に関する取り組みが先進的なのは有名なこと。



海沿いの美しい干拓地に、オランダといえば風車。お国の風物詩ですが、そういった理由があったのか、と気づきます。



目の錯覚か?と思ったのが、この写真。海面ぎりぎりに走る道路がさらに掘り下げられていて水路をまたいでいるという。これはすごい。


そして、オランダといえばミッフィーですね。あちこちで見かけました。ちびっ子次女が幼児期から大好きです。


さて、列は進みまして、なにやら白く光る玉のようなものが次々と出て来る通路にたどり着きました。どうやら、これがオランダパビリオンでのお供、になるようです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。