「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」その55〜4月30日編④トルクメニスタン館訪問 前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。7回目となった4月30日(水曜日)の訪問記をお送りしています。




宇宙基地のような白亜のテントと、ハイジが印象的だった「スイスパビリオン」を観てまいりました。万博公式サイトより。

さて今日は、そのスイスなどが並ぶ「エンパワーリングゾーン(Pゾーン)」を、前回(4月26日)に引き続き巡ることにしています。


スイスから道をはさんだ南側には、なんともインパクトのあるふたつのパビリオンが建っています。手前から「バーレーン王国パビリオン」、奥は「トルクメニスタンパビリオン」。




その隣にそびえる、なんとも豪華な「トルクメニスタンパビリオン」に入場してみましょう。

インスパイヤー・ベター・トゥモロー
トルクメニスタンパビリオンのテーマは「より良い明日を作り出す(Inspiring a Better Tomorrow)」。

丸みを帯びた三角形のデザインが象徴的な天井は、「循環」「サステナビリティ」「生命の流れ」を表しています。パビリオン内では、トルクメニスタンの文化や歴史、サステナビリティに重点を置いた同国の経済発展を体験できます。
万博公式サイトより。


15分ほどの待ちで入場。スタッフの方々はみなさんにこにこ笑顔なのが印象的でした。



正面エントランスに掲げられているのは、同国の大統領、セルダル・グルバングルイェヴィチ・ベルディムハメドフ氏(1981-)の写真。

トルクメニスタンという、日本からするとあまり馴染みないお国ということも加わり、これは荘厳さのインパクトがあります。


トルクメニスタン(トルクメン語: Türkmenistan)は、中央アジア南西部に位置する共和制国家。首都はアシガバートである。

カラクム砂漠が国土の85%を占めており、国民のほとんどは南部の山沿いの都市に住んでいる。豊富な石油や天然ガスを埋蔵する。


西側でカスピ海に面し、東南がアフガニスタン、西南にイラン、北東をウズベキスタン、北西はカザフスタンと国境を接する。旧ソビエト連邦の構成国の一つで、1991年に独立した。NIS諸国の一国。永世中立国。

国土面積は、約49万平方km2(日本は約37万km2)と日本より広いものの、人口は750万人弱。旧ソ連の構成国で、独立・建国されたのは1991年10月、というお国です。出典①。


それではパビリオン内部に入ってみましょう。


最初の展示室は、お国紹介のイメージ映像展示。座って観覧出来るものですが、この種の映像観覧にしてみれば画面は広大で、実にゆったりしたもの。








最後には、馬に乗った偉い方の銅像。
「アハルテケ(黄金の馬)」と呼ばれる、国馬だそうです。余談ですが、JRAでも「アハルテケステークス(東京ダート1600m)」という競走があります。これが由来だったんですね。

このように古くから、シルクロードの中心地だったトルクメニスタン周辺。以降、さまざまな文化が混淆しながら独自の文化が構築されたというもの。しかし、きらびやかの一言でした。


いきなり?きんきらの豪華な映像展示でしたのでまだ余韻が残るのですが、続いての展示へ。



こちらではお国の最新技術や天然資源、産業や文化習俗などが一堂に紹介されていました。映像展示室同様、かなり広々したスペースです。



そんな中、おっ、ディーゼル機関車の模型。なかなか好ましい形をしています。実車は中国製だとのこと。


トルクメニスタンの鉄道は、1880年に建設が始まった。もともと、それはカスピ海横断鉄道の一部であった、ソ連崩壊後、トルクメニスタン内の鉄道網は、トルクメニスタン鉄道運輸省が所有、運営している。

軌道幅は1520mm(広軌)。日本にはない、新幹線のそれ(1435mm=標準軌)より広いという軌道です。




客車も並んで展示されていました。国内・国際列車では、先ほどのディーゼル機関車に牽かれる主力車両だといいます。個室寝台車ですね。



次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#トルクメニスタン」)