みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。6度目となった4月26日(土曜日)の訪問記をお送りしています。

会場、大屋根リングの右下付近のパビリオンを巡っているところ。ただいま「バーレーン王国パビリオン」を観覧しています。
さて、アラブ地域のお国、という独特の雰囲気を漂わせるこのパビリオン。
なかなか特徴的で興味深いものばかりです。
ではここからは、万博公式サイトの解説より。


海をつなぐ―五感で巡る旅
バーレーンパビリオンでは、バーレーン王国が長い歴史の中で困難を乗り越え適応してきた力強さを知っていただけるよう、王国の海洋文化を没入型の展示を通して体験できます。
バーレーンという名前自体が示すように、「アル・バハレイン」はバーレーンの二つの海、すなわち多くの島々を囲む海と、浅瀬に湧き出る淡水の泉を指しています。

前回記事でも触れましたが、ペルシャ湾に浮かび、サウジアラビアやクウェート、イランやイラクなど、周辺各国との交易の中継地点となっていた、島国のバーレーン王国。
かなり古くから、海運がその中心にあったことが窺えるのですが、こちらの展示では、年代に沿っての船舶が並んでいます。

うれしいことに、こちらの展示物も自由に触って良いとのこと。個人的にはなんとありがたいことかいなとうれしい限りなのですが。
そうなると?遠慮なく調子に乗って触りまくらせて頂きます。これはだいぶ古いようですが、いい音が帰って来ます。

継ぎ目がありませんので、丸木舟でしょうか。しかし、この大きさならばかなりの巨木です。


時代は下り、交易の主流は「ダウ船」という帆船に変わります。たくさんの種類があるのですね。


こちらは縮尺の模型でしたが、それでも小規模な船だと思われます。もとより風しか動力のない時代、湾内とはいえ移動するだけでも命がけだったに違いありません。



ただ、そこまでしてでも他の国々との交易をするということを経てこそ、多種多彩な文化や技術、製品と出会える訳です。昔の人の胆力というのは、実にすごいものです。


航海にまつわる品々に続いては、実際に海に生きて来た人々の姿を捉えた写真パネルが並びます。ちょっとじっくり拝見してみましょう。








いや、いまも昔も海というのは、人間の生活には切っても切り離せないもの、だということがある種、生々しささえ感じるパネル写真から迫るようでした。
先ほど訪問したポルトガルもでしたが、なんだか今日はその視点に触れることが多いような。


バーレーンの島々の地政学上の特徴を活かし、『海』はバーレーンを貿易の重要な港からアラビア湾内の活力ある金融と観光の地へと変貌させる役割を果たしてきました。
そして現在。近代的な首都・マナーマの姿。
海を活かした産業はさらに発展を重ね、今日では観光産業の分野も目覚ましいのだそうです。


香料の展示もありましたから、お香を愉しむグッズが目立ちます。


おおっ!と見入ってしまったのは、このハンドバッグ。おしゃれな、という以上にこれ、硬いビニール樹脂で出来ているという。
このようなものは見たことがありません。
未知の世界に、度肝を抜かされるものごとばかりですが、それこそが万博の醍醐味です。余韻が残りつつ、バーレーンパビリオンを後にしたのでした。

ところで、隣にはまたも特徴のある豪華な「トルクメニスタンパビリオン」、さらにその裏には「北欧パビリオン」などが並ぶのですが、ここで時間切れ。
幸いなことに、事前予約の取れていた「日本館」の時間が迫っていたのでした。

ヨーロッパ、南米大陸、そしてアラビアと、えらくパビリオンを飛び回って来たのですが。楽しみにしていた「日本館」に向かいます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。