「2025年大阪・関西万博訪問記」その41〜4月26日編③ウーマンズパビリオン訪問 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。6度目となった4月26日(土曜日)の訪問記をお送りしています。



さて、総西陣織の豪華な「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」を後に、再びリング沿いの外側に、時計回りに戻ってまいりました。

この「リング外側」というのがポイントでして東ゲートへの広場を過ぎた、日本館の手前にも美しい外観のパビリオンはありました。


「ウーマンズパビリオン」です。
名称通り、世界の女性に関わるさまざまなことがらをテーマにしたもの。
もちろん、男性のわたしでも入れるのですが。

では、ここからは公式サイトの解説より。


「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」は、内閣府、経済産業省、リシュモン ジャパン株式会社 カルティエ、博覧会協会が出展するパビリオンです。


「When women thrive, humanity thrives ~ともに生き、ともに輝く未来へ~」をコンセプトに掲げ、すべての人々が真に平等に生き尊敬し合い共に歩みながら、能力を発揮できる世界をつくるきっかけを生み出すことを目指します。女性たちの体験や視点を通じ、公平で持続可能な未来を志すことを来場者に呼びかけます。



パビリオンの看板には「Cartier」の文字が。

…「女性が輝けば、人類・社会全体が輝く」という理念のもと、カルティエは長きにわたりジェンダー平等を推進してきました。


このコミットメントを中心に据えるウーマンズ パビリオンは、対話、イノベーション、集団行動を推し進める、世界的な枠組みとなります。




20分ほど並んで入場。入り口でひとり一台手渡された、この翻訳アプリの解説に沿っての観覧でした。




まずは、暗闇の中に現れる、世界の市井の女性たちのメッセージから。



スクリーンに登場した女性たちの、日常生活を模したという各ブースが続きます。




小さい子どもを持つお母さんの、家庭の様子でしょうか。


見たところは至って普通、なんですが、世界中であまねくこのような平穏で幸せな生活が繰り広げられているのか、というと、果たしてそうではない、というメッセージに聞こえます。




女性のエンパワーメントと世代平等

女性は発展と変革の重要な担い手です。公正でインクルーシブ、豊かで平和な社会を世界中に築くためには、ジェンダー平等を達成し、女性のエンパワーメントを図ることが不可欠です。


同じ展示フロアには、女性の方々のメッセージが続きます。


おっ、徹子さんのものもあります。

戦前や戦中の、女性の人権が顧みられないような時代を生き抜いて来られた方の弁ですから。これは胸に刺さるものがあります。



このパビリオンに限りませんが、今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。


デザイン、とは見えるもの、ことだけではもちろんありませんでしょう。世の中の考え方、行動というものがどのように変容するのか、ということにかかっているのやも知れません。




ウーマンズ パビリオンは、ジェンダー平等に対して核心を突く視点の転換を目指します。来場者を、私的で個人的なストーリーへと導き、リフレクション(振り返り)を促し、最終的にその体験を、幅広い普遍的な世界の問題へとリンクさせます。

世界の市井の女性からのメッセージに耳を傾ける、という展示室が続きます。




令和になった現在では、男女平等や同権ということが平成よりさらに大きな時流になっているように感じます。ただ、その中でも実際に、日本のみならず世界ではどうなのか。

当事者の女性の方々はどう捉えて考えるのか。



スタッフの方々からの詳しい解説がない分、展示によってとても考えさせられるものでした。



最後は、緑いっぱいの屋上庭園に誘導。
なにか、大切なことを投げかけられた気持ちを強く感じた「ウーマンズパビリオン」でした。



次回に続きます。

今日はこんなところです。