みなさんこんにちは。前回からの続きです。

4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。6度目となった4月26日(土曜日)の訪問記をお送りしています。

6回目となった今回も?入場して駆けつけ一杯で、気持ち良いスタートになりました。どのような一日になりましょうか。
今日も、東ゲートから大屋根リングに突き当たり右折。すなわち、反時計回りに進んで行きますが、リングは外側を通ります。

フードコートなどが立ち並ぶ一帯ですが、先日来、気になっていたパビリオンがありました。「TECH WORLD」。
台湾発祥のIT企業「玉山テック」という企業が出展しているパビリオン。根強い人気のパビリオンと聞きますが、台湾(中華民国)がBIE(博覧会国際事務局)に加盟していないため、「台湾パビリオン」にはならないそうです。

「生命」「未来」「自然」のエッセンスとデジタル技術や立体映像技術を融合させた展示を通じて、来場者の視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚・感性といった「六感」と交流します。またデジタル技術を用いて、先端技術が我々の生活にもたらす変化を紹介します。公式サイトより。
という出展内容。まだ入ったことはありませんが、ありとあらゆる感覚にとは、気になって仕方がありません。


さて、そこから歩くことしばし。実に目に鮮やか、豪華な外装の建物が見えて来ます。これが「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」。
後者は近年「大阪府立大学・大阪市立大学」が合併して誕生した、あたらしい大学です。


とかくいちばんの特徴は、先ほども触れたように深紅に絵柄の高貴なデザイン。


これはすべて西陣織です、とスタッフの方から解説。ぜひ触ってみてください、とのことですので、遠慮なく触りまくるのですが。
雨に濡れるところとそうでないところの生地がきちんと違っているという。これは触り甲斐?がありました。最新技術の応用で、過去と未来の融合を表しているのだとのこと。

10分ほど待機して建物内に誘導。
こちらでは、新技術や脱炭素社会に向けた新エネルギーによる健康的で快適に暮らせるという「未来型住宅」や「まちづくり」の紹介がなされています。

出展者の飯田ホールディングは、分譲戸建住宅の分野で近年勢いのある会社だというのですがこの模型は、目指す未来の街を模したものだとのこと。

幸い模型やジオラマの類いは大好きですので、どのようなものでしょうか。
ちょっとじっくり拝見してみることにします。





用途がわかりませんが、明るく光る大きな筒状の建物に、船も近未来的なもの。




いや、10年か20年かしたらば、こういった生活環境になるのでしょうか。
この巨大模型、長径24m×短径15mもあるのだとのこと。それも、見たことも想像もしないような街並みですから、これはわくわくします。

ところで、スタッフの方からこのジオラマには5体のミャクミャクが隠れています、とも。そう言われますと、探さねばなりません(苦笑)


あっ!見つけました。ミャクミャクは影にすると、アフロヘアになることがわかりました(汗)


それはさておいてジオラマ隣では、このパビリオンの特徴、いち企業と大学とが産学協働に至った経過、すなわち「共同研究」の成果について、詳しく取り上げられていました。



これは「人工光合成」に関するものだとのこと。なるほど、二酸化炭素と水から太陽光を使って、あたらしいエネルギーを作り出す…
門外漢ですのであれですが、いま盛んに言われているカーボンニュートラルの観点からは、大きな技術革新なのでしょうね。



また、住宅メーカーが関わるということで、居住環境の向上にどのようなことが出来るのかという共同研究はなかなか興味深いものでした。



また、すごい発想やなあと仰天したのは、将来火星をテラフォーミング出来た時、火星に居住するための建物に、茶室の特性を活かそうというもの。


確かに、火星基地に広い空間は確保出来ないでしょうし、狭い場所にどのような居住空間を設けるのか。考えたものです。


展示室の最後は「ウェルネススマートハウス」という、やはりこちらも近未来を模した家の再現でした。先ほど、ジオラマで並んでいたものはこのような感じになるのでしょうか。



住む人の身体、健康状況を毎日勘案して、それに応じた最適なメニューを提案してくれるシステム。


キッチンから通路をはさんでは、なんと堂々とトイレがあります。こちらもやはり近未来なのか?と思うのですが。


「メディカルトイレ」というそう。排泄物を詳しく分析し、腸内細菌のゲノムを解析…いやはや、知らぬ間に丸裸にされますね(汗)
しかしこうして観てまいりますと、ただすごいことを考えるのだなと感心しきりです。


産学共同、という言葉は知ってはいましたが、このように研究を共同で行うことというのは、アイデアも技術も倍以上になるのでしょうね。勉強になりました。
次回に続きます。
今日はこんなところです。