みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。5度目となった21日(水曜日)の訪問記をお送りしています。
大屋根リングの北側、その上半分のパビリオンを順繰りに巡ろうという今日です。
ここまで、ガスパビリオン→コモンズF→トルコ→スペイン→ウズベキスタン→セルビア、と入場してまいりました。万博公式サイトより。


ここは公式マップの、オレンジに塗られたSゾーン(セービングゾーン)との手前まで到達したところ。再び来た道を取って返します。
先ほどまでの道すがら、混み合っていたパビリオンに入ろう!という目論見ですが、徐々に、夕暮れは迫って来ました。


その帰り道。先ほどより並び列が落ち着いているパビリオンはありました。「サウジアラビア王国パビリオン」でした。


待ち列の途中には、伝統の織物を拵える女性。
そのかたわらに、案内役のおにいさんの弁がなかなかおもしろいものでした。織物というハンドメイドが家庭内で盛んだという解説には、遠く離れた中東のお国ながら、通じるものを感じます。


ちなみに、織っているのは「iphone」のケースなのだとのこと。こんなのも作れるんですよ!と饒舌なおにいさんでした。


さて、15分ほどの待ちで入場。と、他にあるようなパビリオンのそれではなく、それぞれの展示スペースが建物ごとに分かれているという。
さながら、迷路に迷い込んだよう。


ではここからは、前回に引き続いて万博公式サイトのパビリオン解説より。
より良い未来のために一緒に
サウジアラビアのパビリオンでは、サウジアラビアのアイデンティティの基盤となっている独自の遺産、伝統、価値観を探求することができます。
デザインは、サウジアラビアの伝統的な都市構造物から着想を得ています。王国の歴史、文化、遺産を反映しながら、よりよい未来へのコミットメントを体現する持続可能なデザインとなっています。

来場者は、サウジアラビアの新たな魅力を発見し、没入感のある壮大な旅を楽しむことができます。














アラビアの一大産油国、というイメージがあまりにも強かったのですが。


さて、順路の途中には立派な音楽スタジオがありました。定期的に演奏イベントをするのだとのこと。

しかし、サウジアラビアの音楽…想像がつきません。機会があれば、聴いてみたいですが。


不規則に入り組んだ建物群ですが、順路はわかりやすい案内。こちらでは、お国の海洋技術、歴史にまつわる展示がなされていました。

サウジアラビアというと、アラビア半島の大部分を占める国です。細長い紅海やペルシャ湾に面していることから、紀元前以来から海洋進出は盛んだったとのこと。おしゃれな帆船です。

こちらは8世紀の観測儀。羅針盤に当たるものですね。このような時代では、空に浮かぶ星の配置で進む方角を判断していたことは知ってはいるのですが。
いまから考えると、天文学の高度な知識や技術も持ち合わせていなければ成立し得なかったことですから、すごいことを昔の人はやっていたものだと感心します。

引き続いての展示もやはり海にまつわるもの。


お、サンゴやさまざまな貝がずらりです。形もさまざまですが、3Dプリンターで作ったものなのだとのこと。


標本類の保存に関しては大きな役割ですね。しかし、こんな本物そっくりに作れるだとは。


さまざまな方面に対する高い技術を持っているあたり、やらしい言い方なのですが、さすがにお金が潤沢なお国だけあるなあとも思えます。








次回に続きます。


最後はグッズショップ。色合いが目に染みるかのような深さです。

なんに使うんでしょうね。把手もありませんしまさか、湯呑みではないでしょうけれど。
ここまでさまざまなお国のグッズを拝見して来ましたが、日本では想像つかない習慣、用途なんやろうなあというものが結構ありました。



このTシャツ、絵柄がカッコいい!なんと書かれてるのやろう。

グッズショップに続いてはカフェも併設されていました。
こちらの方はすごい行列!コーヒーの香ばしい薫りがぷ〜んと広がるのはたまりません。

それでは、この後は事前予約の取れていた「NTTパビリオン」に向かうことにします。
今日はこんなところです。