みなさんこんにちは。前回からの続きです。

4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。開幕直後の独特の余韻が残る中、四度目となった18日(金曜日)の訪問記をお送りします。


さて、広大な夢洲会場、西ゲートのさらに西。最も奥まったところにある「未来の都市」パビリオンにやって来ました。
企業単一のパビリオンではなく、万博協会と、賛同する企業体が出展しているという、近未来の時代の生活を体験出来るという施設です。

ではここからは、万博公式サイトより。

わたしたちには、どんな明日がくるのでしょうか。
さまざまな地球課題、社会課題をどう乗り越えるのでしょう。わたしたちの暮らしの課題をどう解決していくのでしょう。そして、どんな幸せをつくることができるのでしょう。

どんな明日になれば…こんな明日になれば…
いや、もしかしたら…
明日を考えてみましょう。
幸せを見つめてみましょう。
そんな明日を、幸せを経験するのが、『未来の都市』です。


経済の発展と、さまざまな社会課題の解決が両立できるのか?人を中心にした、人のための都市の姿はどんなものなのか?
子どもたちも、経験豊かな大人の方も、ぜひご覧いただき、さまざまなご意見をお聞かせください。


そこには、わたしたちのどんな知恵が活かされ、どんな幸せが生まれてくるのでしょうか?
その答えを、博覧会協会と協賛12者がご提案して、皆さまとご一緒に考える舞台が、
「フューチャーライフ万博・未来の都市」。
目指す理想は「一人ひとりが“幸せ”をかなえること(Leave no one behind/誰一人取り残さず)」。そのために、人類が共通して目指すべき舞台が「未来の都市」です。


都市は何のために、誰のためにあるのでしょうか?どんな“価値”をもたらしてくれるのでしょうか?
ここでは、「サイバーフィールド」と「フィジカルフィールド」が連携・融合した展示によって来場者に様々な問いを投げかけながら、未来の都市像を共に考え、描いていくことを目指します。

都市の持つ意義、さらにその課題や未来についての映像展示が主の前室を観覧しますと、続いては体験シアター上映「未来シアター」が待っていました。


ここでは、専用QRコードを読み込ませての参加型シアター体験でした。



本編では、10年後から現在に通信して来た少年が、高度化され生活は便利になったものの、極度に機械化され過ぎた生活習慣を、みんなの力で温もりあるものにあらためる道筋を決めてほしい、と訴えます。


参加者に、3つの選択肢からいちばん良いと思われるものを各々選んで投票するという趣旨。


いずれも、近未来では実現しそうなもの。

投票の結果が手元のスマホに表示されます。
なるほど、わたしの参加した回では「グリーンシティ」なるサービスが最も多い結果に。

紹介されていたのは、各人の健康状態や志向に応じて、最適な食材を提案し、さらに配達してくれるという、至れり尽くせりなサービス。
本当にこのような時代が到来すればすごいことですが、どれが正誤かというのではなく、さまざまなアイデアが未来にはある、という紹介のように受け取りました。

最後は、協賛各社によるブース展示。実にさまざまな、近未来を予感させるものが並んでいます。


いろいろと見て回るのですが、いちばん気になったのは、川崎重工業が出展しているこれでした。キャビンのよう。


おお〜、豪華な個室。特急車両のようですが、キャビンごとが分離して、鉄道車両のようにもなり、自動車のようにもなるというもの。


つまりは目的地まで、乗り換えなど要さずにこのキャビンが運んでくれる、という。これは、まさに「ドラえもん」の22世紀のようです。


そんな中、会場内でいちばん広くスペースが取られていたのがこちらでした。

ロボットのよう。キャタピラがついていますが。


無人式の農業ロボット、とのこと。
作業の効率化が劇的に図れるのでしょうが、将来、就業人口の減少が懸念されている、そんな中でも農業生産を安定して進めて行くのには大きな意義があるんです、と案内の方の弁。

確かに、あまり意識したことのないことです。食料生産というのは、生きていくためには必ずやって頂かないとならないものですし、大事なことです。ここまで進化しているのですね。

こういった気づきや学びに接することが出来るのも、万博という催事ならではだと感じます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。