みなさんこんにちは。前回からの続きです。

この時期恒例の「時刻表3月号」発売。
3月に行われるJRグループダイヤ改正の全容がわかるというので、なにがどのように変わるのかと、毎年楽しみにしている行事です。
そんなことで、今年も先日25日に発売されたばかりの「時刻表3月号」をひもときながら、気になる点をあれこれと取り上げています。

ところで、表紙に記されていたのがこれ。
次号(2025年4月号)で「JTB時刻表」は100周年を迎えるのだとのこと。

ページを開いてみますと、記念にさまざまなイベントなりが行われるよう。個人的にはいちばん下の「時刻表復刻版 1925年4月号 創刊号」の発行が気になります。
1925年というと、大正14年のこと。
新幹線などもちろんありませんし、特急列車自体も上級層が利用する希少なものだったはず。当時の輸送体系や、交通事情なども発展途上だった時代ですから、これは一度精読してみたいですね。定価11,000円なり。

では、本題のダイヤ改正の内容に入って参ります。主には、普段使いの「JR西日本」ですが。


当ブログでも度々取り上げておりますが、折しも4月13日からは「2025年大阪・関西万博」が開催予定。観客輸送に対しても、今春の改正では動きがありました。
その「桜島駅」までの便を図るため、会期中に「快速エキスポライナー」なる臨時列車が運行されることが発表されました。JR西日本ホームページより。

詳細を見ますと、運行区間は「新大阪・大阪(うめきた新駅)〜ユニバーサルシティ・桜島間」。両方向ともに概ね1時間1本の設定です。
新幹線などと接続する新大阪に、在来線はじめ私鉄や地下鉄が乗り入れる大阪(うめきた新駅)を発着。乗り換えなしで結節点の桜島にアクセス出来るというので、これはメインルートのひとつになるのでは、と思われます。


さらに詳しく見てみますと、新大阪・大阪からの往路は7時台からの運行。両駅を出発すると途中は「ユニバーサルシティ(同)」のみの停車で、所要時間は最短17分。


ただ、ややこしそうなのは「エキスポライナー」が発着するのは、従来の大阪駅北側の地下に位置する「うめきた新駅」から、ということでしょうか。
関空へ向かう「特急はるか」や、南紀方面へ向かう「特急くろしお」も発着するホームです。

「うめきた新駅」は、高架式の従来の「大阪駅」とは改札内連絡してはいますが、長い長い通路を経由するので、そのあたりの周知は大事になるのでは、と感じます。

そして復路。停車駅は同じではありますが、大阪人としては大変気になる点があります。

唯一の停車駅「ユニバーサルシティ駅(同)」でのこの混雑。そう、この駅は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の最寄り駅です。
余談ですが、先月お休みを頂いていた休日に、女子3人と久々に遊びに行って来たのですが、これがまたえらい混雑ぶりでした。
インバウンドの影響でしょうか、あちこちから外国語が聞こえるほどで、人気のほどはまったく衰えへんのやなあと感心さえしたのでした。

両線とも、会期中は増発することになっているようですが、混雑に拍車がかからないかどうなのか。「エキスポライナー」が走る線路の関係で、これ以上の増発が出来ないことを考えると、勝手ながら心配にもなります。
「中央線」はMetro全路線に乗り換えが可能ですし、利便性という点では、こちらの方が対応を講じられているはず。「御堂筋線」並みの最短2分半間隔での運行が可能と言いますので、旅客をさばけるのはこちら、なのでしょう。

万博自体にも気になる点がたくさんですが、鉄オタのはしくれとしては、観客に対する鉄道輸送にも気になるもの。はじまってみないとわからないことではあるのでしょうが。
とかく、万博輸送という、地元・大阪での大きな動きが間もなくはじまります。これも逐一、ウォッチしてみたいものではあります。
今日はこんなところです。