2025年大阪・関西万博開催!その47〜万博輸送前の世代交代「OsakaMetro20系」中編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



開幕まで3ヶ月あまりに迫った「2025年大阪・関西万博(日本国際博覧会)」。会場の「夢洲(ゆめしま)」に唯一アクセスする「Osaka

Metro中央線」について取り上げています。


万博での大量輸送を控え、最新型車両が次々と投入されるさ中ですが、それと入れ替わるように昨年3月を以て引退した、この「OsakaMetro中央線 20系」。




ここは「近鉄けいはんな線 荒本駅(大阪府東大阪市)」。
「OsakaMetro中央線」とは相互乗り入れをしており、府県境を越えて奈良へ向かう路線です。

奇しくも、最後の乗車になった際の様子をお送りしています。昨年、2月のことです。



生駒や奈良市内北部地域から、乗り入れで大阪市内中心部やベイエリア地域に直結する「近鉄けいはんな線」。

趣味的な観点からの見どころのひとつというといまなお現役の、このフラップ式表示機でしょうか。次の列車に合わせて板がパタパタと回るものです。



「近鉄東大阪線」として開業した、1986(昭和61)年10月から設置されているものですが、装換されずに生き残ってくれています。

乗り入れ先の「OsakaMetro中央線」は今月19日、万博会場の「夢洲駅(大阪市此花区)」まで延伸されることになっています。これに「夢洲」が加わることになるのでしょうか。



さて、この日はくだんの「荒本駅」から「生駒駅(奈良県生駒市)」まで乗車する予定でした。


平坦な河内平野のおらが街から、5km弱のトンネルで生駒山を登りながら越えて、奈良県に入ったばかりの生駒へ至るルート。標高差は約150mもあります。グーグル地図より。




ところでこの日は、なぜかしら動画を撮っておこうかなという気分でした。その予感が功を奏したのか、やって来たのが、引退記念ヘッドマークを掲げたくだんの「20系」だったという。

運が良かったです。ホーム柵の内側から撮影。


それでは、出発します。

荒本から吉田の間では半地下構造から、一気に高架線へと駆け上がるという、なかなかダイナミックな車窓です。



3分で「吉田駅(同)」に到着。
濁らずに「よした」と読みますが、周りの明るい高架駅へと様相は一気に変わります。

真上に「阪神高速13号東大阪線」が一体化した構造なのも特徴でしょうか。



吉田を出てしばらくすると、頭上の阪神高速が左右に降りて、一気に視界が広がります。

これから、長大トンネルで越す生駒の山々がはっきり見えると「新石切駅(同)」に到着。


さて、ここからが「けいはんな線」のハイライトのひとつです。大阪・奈良を分かつ生駒山を4,737mの「生駒トンネル」で一気に貫くというところ。外は見えませんが(汗)

航空地図ではわかりませんが、大阪方の「新石切駅」の標高はわずか17m。それに対し、山の向こう「生駒駅」は147m。5km弱で、さらにトンネル内で130mを登るという、ものすごい勾配です。


「生駒トンネル」に入りました。
この「20系」で幾度も行き来した府県境ですが、モーター音の違いで、勾配を駆け上がる様子はいつしかわかるようになりました。

トンネルを抜けるまでは約5分ほど。
幸いにがらがらですので、車内の様子を観察してみることにします。

次回に続きます。
今日はこんなところです。