みなさんこんにちは。前回からの続きです。

開幕まで3ヶ月あまりに迫った「2025年大阪・関西万博(日本国際博覧会)」。会場の「夢洲(ゆめしま)」に唯一アクセスする「Osaka
Metro中央線」について取り上げています。
万博での大量輸送を控え、最新型車両が次々と投入されるさ中ですが、それと入れ替わるように昨年3月を以て引退した、この「OsakaMetro中央線 20系」。

ここは「近鉄けいはんな線 荒本駅(大阪府東大阪市)」。
「OsakaMetro中央線」とは相互乗り入れをしており、府県境を越えて奈良へ向かう路線です。
奇しくも、最後の乗車になった際の様子をお送りしています。昨年、2月のことです。
生駒や奈良市内北部地域から、乗り入れで大阪市内中心部やベイエリア地域に直結する「近鉄けいはんな線」。
趣味的な観点からの見どころのひとつというといまなお現役の、このフラップ式表示機でしょうか。次の列車に合わせて板がパタパタと回るものです。


「近鉄東大阪線」として開業した、1986(昭和61)年10月から設置されているものですが、装換されずに生き残ってくれています。
乗り入れ先の「OsakaMetro中央線」は今月19日、万博会場の「夢洲駅(大阪市此花区)」まで延伸されることになっています。これに「夢洲」が加わることになるのでしょうか。

さて、この日はくだんの「荒本駅」から「生駒駅(奈良県生駒市)」まで乗車する予定でした。
平坦な河内平野のおらが街から、5km弱のトンネルで生駒山を登りながら越えて、奈良県に入ったばかりの生駒へ至るルート。標高差は約150mもあります。グーグル地図より。
運が良かったです。ホーム柵の内側から撮影。
それでは、出発します。
荒本から吉田の間では半地下構造から、一気に高架線へと駆け上がるという、なかなかダイナミックな車窓です。
3分で「吉田駅(同)」に到着。
濁らずに「よした」と読みますが、周りの明るい高架駅へと様相は一気に変わります。
真上に「阪神高速13号東大阪線」が一体化した構造なのも特徴でしょうか。
吉田を出てしばらくすると、頭上の阪神高速が左右に降りて、一気に視界が広がります。
これから、長大トンネルで越す生駒の山々がはっきり見えると「新石切駅(同)」に到着。

航空地図ではわかりませんが、大阪方の「新石切駅」の標高はわずか17m。それに対し、山の向こう「生駒駅」は147m。5km弱で、さらにトンネル内で130mを登るという、ものすごい勾配です。
トンネルを抜けるまでは約5分ほど。
幸いにがらがらですので、車内の様子を観察してみることにします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。