今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。
日帰り旅は、ぼちぼち折り返しに入りました。「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー(富山県高岡市)」を観覧して来たところ。
それもあってでしょうか、おっさんになった現在でも、その気持ちには変わりないものです。
F先生というと「ドラえもん」にどうしても注目が行ってしまいがちではあるのですが、それ以外の作品や、氏の生い立ちなど詳しい解説がとても印象深かったギャラリーでした。

さて、時刻は2時を前にしていました。
ミュージアムを後に、高岡の駅へと戻ることにするのですが、先ほど下車した「越中中川駅(同)」とは反対方向の西へと進んでみることにします。立派な高岡市役所の前を通過。

風は間断ないのですが、とにかく陽射しの強いこと。この日は35度まで上がったとのこと。

5分ほど歩きますと、広い道路に突き当たります。これは「国道156号」。

その中央に見つけたのは路面電車の停留所。高岡駅を起点に、富山港の入口「越ノ潟(こしのかた、同)」までを結ぶ「万葉線」です。
高岡の駅に降り立った時に「万葉線」の駅と電車は見かけたのですが。ここを通っていたのですね。

クルマ通りの多いここは「志貴野中学校前(同)」という電停でした。ここから、乗り換えなしで高岡駅に戻れることになったのでした。日中の列車は、おおよそ15分に1本の割合。

先ほど、訪問して来た「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」のアクセスは、この電停も最寄りになるよう。
詳しい案内がありましたが、わたしが降りた「越中中川駅」は、列車が1時間に1本程度でしたので、こちらの方が便利なように思います。


しかし、電停に掲げられたこの、ミュージアムを案内するポスター。なんとすばらしいものかと、思わず釘付けになります。
F先生を中心に、生み出された数々のキャラクターが海を眺める光景。これは、あの美しい富山湾の夕景に違いありません。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典① 朝日大阪朝刊 2024年9月26日付け)