JR西日本「乗ってみよう北陸 WEB早特きっぷ」で行く北陸新幹線と越中富山を乗り鉄の旅〜その17 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。



日帰り富山の乗り鉄旅も、午後を回りました。

富山湾の絶景「雨晴海岸(あまはらしかいがん、富山県高岡市)」に感動しつつ、再び乗り込んだ「氷見線(ひみせん)」を途中下車したのはこのカラフルな「越中中川駅(同)」。終着、高岡駅ひとつ前の小さな駅です。



駅からすぐのところにあるのが「高岡市美術館」。その2階に入る「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」を訪れることにしていました。

日本を代表する児童マンガ家「藤子・F・不二雄氏(藤本弘氏。1933-1996)」が当地高岡出身ということから、ミュージアムが設けられています。こちらも、訪問するのを楽しみにしていました。




2階に上がりますと、やはり?待ち構えていたのは藤子アニメの代名詞といえる「ドラえもん」。言わずと知れた22世紀のネコ型ロボットです。

展示室内は撮影の類は禁止だったのですが、F先生が最初に拵えたマンガ原稿をはじめ、生い立ちから死去までを、発表された作品とともに紹介された展示が、大変興味深いものでした。



ホールには、その「ドラえもん」にまつわる展示が他にもありました。銅像、ということは高岡名産だということもあるのでしょうか。

しかし現在、土曜日の夕方に放送されているキャラクターとは、だいぶ図体が異なります。


「ドラえもん」は解説にあるように1970(昭和45)年、F先生によってこの世に送り出された人気キャラクター。寸胴格好だったんですね。


登場から半世紀以上、日本のみならず世界でも人気を博す「ドラえもん」ですが、その生誕というのは、実に偶然なタイミングが重なってのことだったといいます。

机の中から「出た!」と、前月号(1969年12月号)で新キャラクターのマンガがはじまることを告知したものの、その姿はおろか、ストーリーや物語の背景などをこの時点でも、F先生はまったく考えていなかったそうです。


話せば長くなりますので、その経緯は「2112年ドラえもん誕生(1995年3月公開)」という映画作品で、F先生は回顧されています。よろしければどうぞ↑

ちなみに、ドラえもんの誕生日(製造日)は「2112年9月3日」です(マツシバロボット工場製造 型番R-01 FR001-MKII。製造直後にとある事故でネジが一本外れたため、不良品とされジャンク品扱い。特価200,000円)。出典①。


さて、展示室とグッズ売り場を過ぎたところには、F先生が世に送り出したマンガ作品集を自由に読めるスペースもありました。


ここでもやはり、メインだったのは「ドラえもん」。コミックスはわたしも小さな頃から、夢中になって幾度も読んだものです。

わたしは昭和の終わりに小学生でしたので、頃はまさに藤子アニメの全盛期でした。


数々のコミックス作品を穴が開くほど読み、さらに連日、その何かしらの作品がテレビで放送されていたという、いまから考えると実に恵まれた時代に生きていたものだ、と痛感します。

長年しまい込んでいたこれらも、JK長女を経てちびっ子次女に引き継がれました。


数々の特筆される、たくさんの愛らしいキャラクターや作品に触れて、どれも大好きなものばかりでした。しかし、やはりベースにあるのは「ドラえもん」。


F先生の数ある作品の内でも、代表作はやはり「ドラえもん」なのだな、と幼な心にも感じたのが、その当時に中央公論文庫から毎週金曜日、一冊ずつ発売されていた「藤子不二雄ランド」という、シリーズのCMです。



F先生、そして長年コンビを組んでいた「藤子不二雄A(安孫子素雄氏)」の作品で単行本に収録されていなかったり、未発表だったものを集めたシリーズでした。

所狭しと勢揃いした、多数のキャラクターが歩くシーンの先頭は「ドラえもん」。
ナレーターもやはり「ドラえもん」。出典③。



「四次元ポケットから未来の便利な秘密道具が登場して物語が展開する」のは、幼かった子どもたち(わたし含む)にしてみると夢をひたすら掻き立てられるもの。それも用法や効能がわかりやすく描かれていたのですから。
おっさんになったいまでも興味は衰えません。

先日、ガチャガチャで引いた秘密道具ストラップ集。右上から時計回りに「カムカムキャット・スモールライト・ゴーゴードッグ・バイバイン」。いまなおこんなことしています(苦笑)


F先生が亡くなられて、まもなく四半世紀になろうとしてはいますが、令和の世になってもその遺されたキャラクターはいきいきと生きているのだなと、感慨に耽るひとときでした。

いや、訪問出来て良かったです。


藤子アニメについて語りだすとおそらくは止まらないので、このあたりにします(汗)

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#ドラえもん_キャラクター」)

(出典② YouTube「藤子不二雄ランドCM集」)