みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。

当地・高岡が生んだ大マンガ家・藤子・F・不二雄氏(藤本弘氏、1933-1996)にまつわる「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー(富山県高岡市)」を観覧してまいりました。

県庁所在地の富山にも路面電車はありましたがこちらは、ターミナルの高岡駅を起点に北へ、富山港の入口「越ノ潟(こしのかた、同)」までの12.9kmを結ぶ、歴史ある路面電車です。


ミュージアム最寄りの「志貴野中学校前電停」から乗車した高岡駅ゆき。実にレトロな設えです。路面電車に乗るのは久しぶりなこと。


これは、行き先表示の幕の裏側。終着駅に着くと手動でハンドルをくるくる回すんですね。
「志貴野中学校前→広小路」間。自動車と併走しながら抜きつ抜かれつですが、これはさすがに路面電車。
重く、擦り切れそうな吊り掛け式というモーター音を響かせ少し走っては止まり、また走り…と繰り返すのが、実に味があります。

10分ほどしますと、電車はアーケードが居並ぶ街の中心部に入って来ました。乗って来る人も多くです。


乗車して来た「7071号車」は、調べたところ「万葉線」の前身、「加越能鉄道(かえつのうてつどう)」が導入したもので、1967(昭和42)年製造だとのこと。車歴は半世紀以上でした。
へそのヘッドライトがかわいらしいですね。


一時は、廃線の危機に陥ったという「万葉線」。ですが、自治体や沿線住民の力で新会社「万葉線株式会社」を発足させて、現在に至っているといいます。
かつて、モータリゼーションの際には邪魔者扱いされた路面電車。しかしながら、小回りの利いて省エネルギーな利点などが見直され、全国的に復権を遂げつつあります。

次回は終着まで乗り通してみたいもの、と思いつつ「高岡駅」に戻って来たのでした。時刻は2時半前。

富山を発つ「北陸新幹線」は17時半過ぎです。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「フリー百科事典Wikipedia#加越能鉄道デ7000形電車」)