JR西日本「乗ってみよう北陸 WEB早特きっぷ」で行く北陸新幹線と越中富山を乗り鉄の旅〜その19 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。



当地・高岡が生んだ大マンガ家・藤子・F・不二雄氏(藤本弘氏、1933-1996)にまつわる「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー(富山県高岡市)」を観覧してまいりました。


日帰り旅の行程も早や半分を過ぎたところですが、ここからは「高岡駅(同)」に戻ることにしています。路面電車の「万葉線」でです。グーグル地図より。


県庁所在地の富山にも路面電車はありましたがこちらは、ターミナルの高岡駅を起点に北へ、富山港の入口「越ノ潟(こしのかた、同)」までの12.9kmを結ぶ、歴史ある路面電車です。



ミュージアム最寄りの「志貴野中学校前電停」から乗車した高岡駅ゆき。実にレトロな設えです。路面電車に乗るのは久しぶりなこと。



これは、行き先表示の幕の裏側。終着駅に着くと手動でハンドルをくるくる回すんですね。


後部の運転台横が空いていたので、ここから後方の眺めが楽しめます。「広小路→急患医療センター前」間。



「志貴野中学校前→広小路」間。自動車と併走しながら抜きつ抜かれつですが、これはさすがに路面電車。

重く、擦り切れそうな吊り掛け式というモーター音を響かせ少し走っては止まり、また走り…と繰り返すのが、実に味があります。



10分ほどしますと、電車はアーケードが居並ぶ街の中心部に入って来ました。乗って来る人も多くです。



ほどなく、駅ビルの一階に組み込まれた「高岡駅」に到着。真新しい構内に、レトロな電車がなかなか絵になります。


乗車して来た「7071号車」は、調べたところ「万葉線」の前身、「加越能鉄道(かえつのうてつどう)」が導入したもので、1967(昭和42)年製造だとのこと。車歴は半世紀以上でした。

へそのヘッドライトがかわいらしいですね。


さらに「Wikipedia」の項には、昭和50年代頃と思われるショットも見つけました。塗装が異なることもさることながら、まわりの風景がなんとも懐かしさいっぱい。幼少期はこのような街並みやったなあと、ふと感じます。出典①。


一時は、廃線の危機に陥ったという「万葉線」。ですが、自治体や沿線住民の力で新会社「万葉線株式会社」を発足させて、現在に至っているといいます。

かつて、モータリゼーションの際には邪魔者扱いされた路面電車。しかしながら、小回りの利いて省エネルギーな利点などが見直され、全国的に復権を遂げつつあります。



次回は終着まで乗り通してみたいもの、と思いつつ「高岡駅」に戻って来たのでした。時刻は2時半前。


さて、ここからどうするかなんですが。
富山を発つ「北陸新幹線」は17時半過ぎです。

次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「フリー百科事典Wikipedia#加越能鉄道デ7000形電車」)