今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。

ただいま「敦賀駅(福井県敦賀市)」。
大阪から「特急サンダーバード」で到着し、直上のホームから発着する「北陸新幹線 つるぎ」に乗り換えをする、というさなかです。

さて、いよいよ3階の新幹線ホームに上がって来ました。やはり広々とした構内です。

11番線で発車待ちしているのは、8:31発「つるぎ4号 富山ゆき」。これに乗ることにしています。まだ15分ほどありますので、じっくり探索が出来ます。

しかし、エスカレーターで上がったところから広がる、この木目が美しい床面。船の甲板をイメージしたものだとのこと。さすがに港町ですが、このようなものは見たことがありません。

新幹線駅は、ホーム面4線という構造。
これが基礎になっているので、最下段の1階在来線特急ホームも、広々としていたのですね。


ホーム最後尾、南端部に向かいます。


これが「北陸新幹線」の終端部。
車止めがふたつ見えますが、将来的にはこの先にもさらに、線路は延びて行きます。
左に分岐するのは、車両基地への連絡線。

先日のことですが、敦賀から先の延伸区間の路線概要がようやく発表されました。
終着は「新大阪駅(大阪市淀川区)」出典①。

小浜を出ると、しばらくは地上区間を走りますがすぐにトンネル。
「小浜駅(同小浜市)」に新駅が建設されます。

小浜からは南に進行方向を変えて、京都府北部の山岳地帯を長大なトンネルで抜けます。
そして「京都駅(京都市下京区)」に到着。
ここで「東海道新幹線」やJR各線などと接続が図られます。

しかしながら、京都駅付近ではまだルートは正式に決定されておらず、三案が示されました。
京都駅を南北、または東西に通り、地下深くに駅をつくる二案。

もうひとつは、在来線(JR京都線)で2つ大阪寄りの「桂川駅(同南区)」付近に新駅を設けるというもの。
桂川は開業して間もない駅ですが、路線バスの拠点になっており、イオンモールも至近にあるなど近年、発展著しいところ。混雑の激しい京都駅から離れているのは、これも一案ですね。

京都駅からは南下し、大阪府との境に近い「松井山手駅付近(京都府京田辺市)」にも新駅を設置。ここは関西文化学術研究都市(関西学研都市)に近い、新興住宅街の真ん中です。
松井山手に新駅がつくられるというのは、実は7年前、敦賀から先が「小浜・京都ルート」に決定したのと同時に発表されました。2017(平成29)年3月9日アップ。
地元路線から新幹線に乗り換えが出来るとは。夢のような話しです。東大阪市内にて。
敦賀から大阪方面への延伸については、先ほど触れた7年前に、小浜・京都ルートと正式に決定してはいます。
しかしながら、さまざまな事情で着工はいまだなされていません。

この、行き止まりの先は果たしてどこへ向かうのでしょうか。
本当に、計画通り新大阪までやって来るのか。

この敦賀発着は、あくまで暫定的なもの。
敦賀から大阪までつながってはじめて全線開業になりますし、大阪や京都から見ると、そこまで開業してこそ路線の意義も見い出せるもの、とも思えます。


さて、それは置いといて!いよいよ「北陸新幹線」延伸開業した区間の初乗りです。

次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「JRTT 鉄道・運輸機構」ホームページ https://www.jrtt.go.jp/)