暫定ながら、ついに完乗を果たしたJR東日本の全路線。その続編ということで、北東北からあちこち寄り道しながら、帰阪の途に就こうという旅日記をお送りしています。
金沢から乗り込んだ最終「特急サンダーバード50号」車中の人です。ホームにも人が疎らになった「敦賀駅(福井県敦賀市)」を発車しました。次は、一気に京都駅です。

関西からですと、鉄道のみならず道路でも北陸の玄関口となる敦賀。今春には「北陸新幹線」が延伸開業したことで話題になりました。
敦賀から南下、つまり京都や大阪方面に向かう「サンダーバード」は、県境にそびえる急峻な山々を抜けて行きます。グーグル地図より。
先ほども触れましたが、敦賀を出たところすぐに列車は、福井・滋賀県境の「深坂峠(ふかさかとうげ)」という、古来からの難所に差し掛かります。

ぐるぐると同じ場所を回っているようなそれですが、急な勾配を山の上から回りながら降りて行くという、ループ線があるためです。
「鳩原(はつはら)ループ線」と呼ばれるものですが、これは上り線、つまりいま乗車している敦賀から長浜・米原・湖西線方面のみ。下り線(敦賀・福井・金沢方面)は、向かって川や道路をはさんだ左側(東側)を走っています。
敦賀までは快調に飛ばしていたさしもの「サンダーバード」も、だいぶスピードを落としながらカーブを連続しているのが、乗っているとよくわかります。外は真っ暗ですが(汗)
ここで、東側の下り線が上り線をトンネルでくぐって、右側に戻って来ます(◯付近)。
日本の鉄道は左側通行が原則ですので、上下線が左右で入れ替わるこのあたりは、極めて特異な線形です。

ほどなくして滋賀県に列車は入りました。
家々の灯りが随分小さく見えて来たのですが、列車はかなり高い高架を走っているよう。

「北陸本線」とは分かれ「湖西線」にすでに入っていたのでした。ここからは左手に「琵琶湖」が続く、風光明媚なところ。
京都までは、あと40分ほど。ついに帰って来たなあと感じます。ヤフー地図アプリより。

結局、おごと温泉に近づくに連れて一旦停車と発車、徐行を繰り返すように。
そして、無事に京都には到着。遅れは増して14分、23:15頃の到着。見慣れた京都駅にほっとするのですが、今度はわたしが大阪駅から地元駅への終電に間に合うのか、という問題が発生。
まあ、ここまで戻って来ていますし。なんとかなるでしょう(汗)
次回に続きます。
今日はこんなところです。