JR東日本 期間限定「キュンパス」で巡る北東北から寄り道しながら帰阪の旅〜その36 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


暫定ながら、ついに完乗を果たしたJR東日本の全路線。その続編ということで、北東北からあちこち寄り道しながら、帰阪の途に就こうという旅日記をお送りしています。



旅の第2日目(2024年3月12日)。
金沢から乗り込んだ最終「特急サンダーバード50号」車中の人です。ホームにも人が疎らになった「敦賀駅(福井県敦賀市)」を発車しました。次は、一気に京都駅です。


関西からですと、鉄道のみならず道路でも北陸の玄関口となる敦賀。今春には「北陸新幹線」が延伸開業したことで話題になりました。

敦賀から南下、つまり京都や大阪方面に向かう「サンダーバード」は、県境にそびえる急峻な山々を抜けて行きます。グーグル地図より。


ところで「サンダーバード」は敦賀駅を3分遅れ、22:07頃に発車。先行の普通列車遅れの影響とのことですが、あとは帰るだけ。急ぎはしませんので、気にはなりません。

先ほども触れましたが、敦賀を出たところすぐに列車は、福井・滋賀県境の「深坂峠(ふかさかとうげ)」という、古来からの難所に差し掛かります。


このあたりの地図を眺めていますと、列車の走る「北陸本線」は、実に変わった線形で敷かれています。

ぐるぐると同じ場所を回っているようなそれですが、急な勾配を山の上から回りながら降りて行くという、ループ線があるためです。


「鳩原(はつはら)ループ線」と呼ばれるものですが、これは上り線、つまりいま乗車している敦賀から長浜・米原・湖西線方面のみ。下り線(敦賀・福井・金沢方面)は、向かって川や道路をはさんだ左側(東側)を走っています。

敦賀までは快調に飛ばしていたさしもの「サンダーバード」も、だいぶスピードを落としながらカーブを連続しているのが、乗っているとよくわかります。外は真っ暗ですが(汗)


ループ線を10分ほどかけて通過、峠のサミット付近に辿り着きました。あとは下るのみ。

ここで、東側の下り線が上り線をトンネルでくぐって、右側に戻って来ます(◯付近)。
日本の鉄道は左側通行が原則ですので、上下線が左右で入れ替わるこのあたりは、極めて特異な線形です。


闇夜の中を、さらにトンネルが加わり車窓は真っ暗なままですが、峠も下りに入る「新疋田駅(しんひきだえき、同)」を通過。


ほどなくして滋賀県に列車は入りました。
家々の灯りが随分小さく見えて来たのですが、列車はかなり高い高架を走っているよう。


「北陸本線」とは分かれ「湖西線」にすでに入っていたのでした。ここからは左手に「琵琶湖」が続く、風光明媚なところ。

京都までは、あと40分ほど。ついに帰って来たなあと感じます。ヤフー地図アプリより。


しかしながら、この先さらに南に進んだ「おごと温泉駅(滋賀県大津市)」付近で、線路に転落した乗客を救護した…という情報。大丈夫でしょうか。JR西日本運行情報より。

結局、おごと温泉に近づくに連れて一旦停車と発車、徐行を繰り返すように。



山科から「琵琶湖線(東海道本線)」に入るまでやはり徐行のまま。

そして、無事に京都には到着。遅れは増して14分、23:15頃の到着。見慣れた京都駅にほっとするのですが、今度はわたしが大阪駅から地元駅への終電に間に合うのか、という問題が発生。


まあ、ここまで戻って来ていますし。なんとかなるでしょう(汗)

次回に続きます。
今日はこんなところです。