みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。
全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。

さて、こちらは「北陸鉄道(北鉄)金沢駅」。JRの駅前、地下にあるこの駅から「浅野川線」に乗り鉄しようかというところ。
現在、2路線を有する北鉄。そのうち、金沢市内中心部から能登半島の西側、そのつけ根に当たる「内灘駅(石川県河北郡内灘町)」へ北上するのが「浅野川線」。全長は6.8kmという、短い路線です。グーグル地図より。


ほどなく発車。とても良い天気になりました。
金沢駅から郊外に向かっているので、1〜2分ごと走って駅に停まるごとに、ぱらぱらと降車が続きます。のんびりとした雰囲気になります。
さて、先日記事でも触れましたが、乗車している2両編成の列車は「東京メトロ日比谷線」からやって来た「03系」という車両です。

東京時代には8両編成を組み、東急電鉄や東武鉄道にも乗り入れていたという通勤型電車ですが、ここでもその名残を発見。
スピードメーターの付近に「8両」の文字が。
このようなものを見つけるのは、楽しいもの。
住宅地がびっしり立ち並ぶ中を、縫うようにして走る列車。沿線は金沢のベッドタウンなのだとわかるのですが、この大きな川をそろそろと渡ります。
「大野川(おおのがわ)」という河川です。
大変広い川幅ですが、地図で周辺を確認しますと、海からつながる「河北潟(淡水湖)」をはさんでもう日本海はすぐそこのところ。海の雰囲気がしたのは、やはりそうなのでした。
大野川を渡ったきわの「粟ヶ崎駅(同)」を発車。すぐに終着「内灘駅」が近づきます。


ところで、構内に併設されている車両基地には「03」系とは異なる姿形の車両が留め置かれていました。
「03系」が「浅野川線」に入線するまで主力の看板車両だった「8000系」という車両。もともとは「京王電鉄」からやって来たものでした。
次回に続きます。
今日はこんなところです。