みなさんこんにちは。前回からの続きです。

「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。


全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。



ところで16日、ついに「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」が延伸開業しました。昨日は一日、このニュースで大阪でも持ち切りでした。「NHKおはよう日本」2024(令和6)年3月16日放送。



番組では「敦賀駅」から、東京ゆき一番列車の「かがやき502号」発車式典の中継がなされていました。JR西日本のイメージキャラクター、中条あやみさんも出席。


敦賀を6時11分発、東京には9時32分着。

所要時間は3時間20分ほどですが、福井県から新幹線の乗り換えなしで到達出来る東京。これにはインパクトがあります。



ただ、大阪・京都方面からですとこの敦賀で乗り換えが必須になりました。


早く乗ってみたいことに変わりはないですが、サンダーバードで直通出来た福井、金沢方面への往来はどのように変貌するのか。気になります。金沢にて。



さて、こちらは「北陸鉄道(北鉄)金沢駅」。

JRの駅に隣接する、この地下駅から「浅野川線」に乗ろうかというところです。



前回記事でも触れましたが、この「浅野川線」で走っているのは、オレンジ帯をまとった「03系」という車両。「営団地下鉄(→東京メトロ)
日比谷線」で、平成年間に活躍したものです。

東京メトロで引退したものが、北陸のこの地で第二の人生を送っているのでした。


では、車内に入ってみましょう。



見た目にはあまり変わりがないようにも見えるのですが、やはり、北陸鉄道にやって来るに当たっては、さまざま改造がなされています。

無人駅からの乗車に対応しての、整理券発行機の増設。扉のすぐ脇にあるために目立ちます。


車両番号は譲渡されてからもそのままだそう。


製造プレートを確かめますと、この編成は、平成5(1993)年東急車輛製。ということは、車齢は30年あまり。まだまだ若いですね。


そしてその下に「メトロ車両」というものも。

名前の通り、東京メトロの車両メンテナンス全般を行う会社だそうですが、金沢にやって来るに当たってのもろもろの改造を施したことがわかります。そういったこともするのですね。


車内の様子。車齢は若いと触れましたが、そのメンテナンスのたまものなのでしょうか。明るいインテリアで、新車並みのように感じます。


車齢の他にも、メトロ時代からLED案内標識がすでについていることなども、サービス面では大きいでしょうね。後づけだと、なにかと大変なはず。


気になるものを見つけました。


2両編成を組んでいるのにも関わらず、扉横には「8」の号車表示が。「日比谷線」で活躍していた頃は8両編成だった名残です。これを残してあるとは、なかなか興味深いものがあります。



前置きが長くなりましたが、金沢郊外にある終着の「内灘駅(石川県河北郡内灘町)」までの乗り鉄がはじまりました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。