さらば北陸特急街道「特急サンダーバード」で金沢へ!北陸鉄道乗り鉄日帰り旅〜その15 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

来月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消す、敦賀から先の「北陸本線」。


全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。



「ループ線」という、急な山を周回しながら勾配をやり過ごすという大変特殊な方法で、滋賀・福井県境の「深坂峠(ふかさかとうげ)」を越えた「北陸本線」。グーグル地図より。




乗車する「特急サンダーバード1号 金沢ゆき」。定刻の7時58分、峠を越えた港町「敦賀駅(福井県敦賀市)」を発車しました。


発車後すぐにすれ違ったのは「サンダーバード6号」。金沢6時45分発、大阪9時22分着。

北陸からの用務、観光には最適な便です。



さて、金沢までの行程も半分を過ぎました。
ここから金沢までが「北陸新幹線」の来月16日の開業で在来線特急列車がすべて姿を消す区間です。確りと、余韻に浸りたいところ。



ところで、シリーズの記事を上げるに当たって度々登場するのが「グーグル地図」です。このバージョンでは、新幹線駅舎はまだ工事中。


地図を見るのは子どもの頃から大好きなわたしですが、このグーグルのやつは実に楽しめるもの。車窓の風景、列車からの位置関係、後日からでも満喫出来るからでしょうか。



せっかくですので、来月から第三セクター「ハピラインふくい」と「IRいしかわ鉄道」に転換される「北陸本線」と、開業を待つ「北陸新幹線」のルートを辿ってみることにいたします。 

敦賀を出た新幹線は、高々架で北陸本線を越え
北側へ移ります。


これ、工事が中断しているのでしょうか。
前後の区間では高架線が完成しているようですが。よくよく確認しますと、遺跡のよう。


田園地帯と、住宅の混交するところを突っ切る高架線。


そして、トンネル開口部に繋がります。
今回の新幹線建設で最難関だったという「新北陸トンネル」です。長さはなんと、19,760m。

開業後は、日本で第6番目の長大トンネルになるそうです。


「新」とつくので、在来線の北陸本線には「北陸トンネル」があります。新幹線の南東側に開口部が設けられているもの。長さは13,870m、1962(昭和37)年6月に完成しました。


トンネルをはさんだ全体図。

敦賀を出て、ともに北東方向に進む「北陸新幹線」と「北陸本線」には、またも急峻な山々が立ちはだかります。県内、嶺北と嶺南とを分かつ「木ノ芽峠(きのめとうげ)」です。


古代から難所中の難所として知られるもので、北陸本線も開業以来、これを避けて海岸沿いを迂回するほどでしたが、ボトルネックとなったことから、5年の歳月を要した難工事の末に開業を果たしました。



在来線は、その木ノ芽峠を最短のルートで越え山あいの狭いところを縫うように走ります。


一方の新幹線は、極力直線を追求するために、在来線より長くなってもトンネルでずんずん進みます。技術の向上をそのあたりで感じます。



新幹線トンネルは、在来線のそれより6kmも長いもの。北陸本線では「北陸トンネル」を出て、3駅も先のあたりでようやく地上に。


そして「南条駅(同南条郡南越前町)」という小駅を過ぎたところで交差。さらに、短いトンネルが新幹線にはその先には幾つも続きます。




しかし、表現があれなんですが、見方によると遠慮会釈ない敷き方、というのでしょうか。決して悪い意味ではないのですが、スピード重視の新幹線ならではだなと感じます。


さて、険しい山々を抜けると一面の田園風景が広がる中を突っ切る線路。このあたりは「越前市」、かつての「武生市(たけふし)」です。

その先に「道の駅 越前たけふ」なる施設が、それと一体化しているのを見つけました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。