来月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消す、敦賀から先の「北陸本線」。
全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。
敦賀を発車した「特急サンダーバード1号 金沢ゆき」。来月16日に延伸開業する「北陸新幹線」と並んで難所の「木ノ芽峠」をどちらも長大なトンネルで抜け、先へ進みます。グーグル地図より。
前回からは、新規に開業する新幹線のルートも辿って項を進めています。
山々を越えたところで、在来線の北陸本線から東へ離れたところに敷かれる新幹線の高架。
県内中核都市のひとつ、敦賀と福井市の間に位置する「越前市(えちぜんし)」に入ったところ。かつては「武生市(たけふし)」でしたが、2005(平成17)年10月、合併により名前が変わりました。
中央2線が通過線、両側2線にプラットホーム。全体が屋根で覆われているのは、雪国ならではでしょうか。「上越新幹線」「東北新幹線」でも見られる、重厚なものです。
ここが、その「越前たけふ駅」です。
斬新だと感じるのが、同じ名前の「道の駅」と一体化しているということでしょうか。新幹線駅に併設されるものとは、珍しい。
昨春に、先んじてオープンしたのだとのこと。
しかしながら見たところ、まわりには目立った建物の類は見当たりません。出典①。
北陸本線よりも「北陸自動車道 武生インター」の方が近いという郊外です。
これから、発展していく土地なんでしょう。
さらにこの「越前たけふ駅」は、延伸開業に合わせて開業する6つの駅の中で、他の鉄道とは接続していない唯一の単独駅です。出典②。
制約に捉われないといった点でも、クルマでアクセスし新幹線に乗れるだとか、「道の駅」としての集客効果も期待出来るでしょうし、興味深い取り組みですね。
さて、武生の市街地に入った「北陸本線」と「北陸新幹線」。このあたりからつかず離れずといった位置関係になりました。
ただ、試運転がはじまっていた新幹線とは、なかなか出会えません。
両線は、県庁所在地・福井市に向かって走ります。武生からは、約20kmほどの距離です。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「フリー百科事典Wikipedia#越前たけふ駅」)
(出典②「JRおでかけネット」ホームページ)