「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その57 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。



大阪・奈良を分かつ「生駒山」を奈良側から登る「近鉄生駒ケーブル」で、山頂の「生駒山上駅(奈良県生駒市)」へ向かう道中です。近鉄ホームページより。



「宝山寺駅(奈良県生駒市)」で乗り換えた「山上線」。総延長はわずか1.1kmの路線ですが、沿線には民家の類がまったく見当たらない

秘境の、奥深い山々を急勾配で進みます。



ところどころで草生した線路。
開け放たれた窓からは、実にひんやりとした空気が車内に入って来ます。心地良いもの。



宝山寺で乗り換えること10分弱、ついに「生駒山上駅(同)」に到着しました。


大阪・奈良を分かつ「生駒山」。
南北に長く横たわる生駒山地を代表する山ですが、ここがその山頂。その標高は642mに及びます。グーグル地図より。


大阪平野から眺めると、このあたりにやって来ました。

緩やかな起伏の峰々が連なる風景ですが、いつも下から眺めているところに居るだとは。幼少から毎日見ていて親しみある生駒の山ですが、これはなかなか、感慨深いものがあります。


ちなみにこれは、大阪城に隣接するNHK大阪放送局(谷町四丁目)付近からの、冬の朝焼けの様子。おらが街を東西に貫くというこの角度になります。

NHK関西ローカル「おはよう関西」2022(令和4)年12月17日放送より。



ホーム先端からは、ここまで登って来た鉄路がよく眺められました。眼下は生駒市の中心部、「生駒駅」周辺に当たります。


先ほど「宝山寺駅」から、同じくふもとの「生駒駅」方向を望む。こちらの標高は300mほどでしたから、景色の見え方が少し違いますね。



ふもとの「生駒駅」より。この山を登って来ました。拓けている駅近くにまで迫る、青々とした山肌が印象に残ります。正確な標高は147m。


前置きはさておいて、改札を出ます。
6月半ばの、大阪では蒸し蒸しする日でしたが
やはり山頂。とてもひんやりしています。平野部と比べて、およそ3〜5度は下がるそうです。



11時前に、都心の「鶴橋駅(大阪市生野区)」を出発しましたので、ちょうど1時間。そのような短時間でこのような別世界に行けるだとは
いまさらながら、感心しきりです。


日中は40分おきに運行されている「山上線」。休日など多客時には増発されると言いますが、普段はこの時刻表に比するような、静かな佇まいのケーブルカーです。最終は18時09分。


さて、この駅を出たところには「生駒山上遊園地」があります。
先日の記事でも触れましたが、ここまで乗車して来た「山上線」が建設された最大の目的が、この遊園地への観光客輸送なのでした。

1929年(昭和4年)3月27日
山上線 宝山寺駅 - 生駒山上駅間が開業。
それゆえ遊園地も同時の開業でした。出典①。



開園から90年あまりを経た、歴史の深い人気の遊園地。
もちろん!散策してみることにいたします。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#近鉄生駒鋼索線」)