みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。
大阪・奈良を分かつ「生駒山」を奈良側から登る「近鉄生駒ケーブル」で、山頂の「生駒山上駅(奈良県生駒市)」へ向かう道中です。近鉄ホームページより。
「宝山寺駅(奈良県生駒市)」で乗り換えた「山上線」。総延長はわずか1.1kmの路線ですが、沿線には民家の類がまったく見当たらない
秘境の、奥深い山々を急勾配で進みます。
ところどころで草生した線路。
開け放たれた窓からは、実にひんやりとした空気が車内に入って来ます。心地良いもの。


宝山寺で乗り換えること10分弱、ついに「生駒山上駅(同)」に到着しました。
大阪平野から眺めると、このあたりにやって来ました。
緩やかな起伏の峰々が連なる風景ですが、いつも下から眺めているところに居るだとは。幼少から毎日見ていて親しみある生駒の山ですが、これはなかなか、感慨深いものがあります。
ちなみにこれは、大阪城に隣接するNHK大阪放送局(谷町四丁目)付近からの、冬の朝焼けの様子。おらが街を東西に貫くというこの角度になります。
NHK関西ローカル「おはよう関西」2022(令和4)年12月17日放送より。


ホーム先端からは、ここまで登って来た鉄路がよく眺められました。眼下は生駒市の中心部、「生駒駅」周辺に当たります。
先ほど「宝山寺駅」から、同じくふもとの「生駒駅」方向を望む。こちらの標高は300mほどでしたから、景色の見え方が少し違いますね。
ふもとの「生駒駅」より。この山を登って来ました。拓けている駅近くにまで迫る、青々とした山肌が印象に残ります。正確な標高は147m。
