みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。
ここは「宝山寺駅(奈良県生駒市)」。
まったく趣きの異なる「宝山寺線」「山上線」の2路線で構成される「近鉄生駒ケーブル」の乗り換え駅です。
いよいよその「山上線」に乗り「生駒山上駅(同)」へとさらに山を登ります。
標高642mの生駒山山頂と「山上線」が建設されるに至った最大の目的地「生駒山上遊園地」を目指してです。グーグル地図より。
観光客のみならず、地元の通勤・通学客が多く利用するという、ケーブルカーとしては異例の日中20分間隔で運行される「宝山寺線」から乗り換え客を乗せ、発車。

車内を見渡してみますと、乗客は5、6人くらいでしょうか。子ども連れの親子や、カメラを構える人など、観光客と思しき人々のみでした。
やはり、観光路線なのだなと感じる風景です。


運良く最後尾の座席に座れましたので、みなさんとともに後面の展望が楽しめます。
「宝山寺駅」を出るとすぐに、なんとも薄暗いトンネルに入りました。
窓が開け放してあるので、風が心地良い。
なかなか、最近では出来ない体験です。
動画でもどうぞ↑
トンネル壁面が、時折明るく照らし出されるのは、乗車しているこの「ドレミ号」の電飾。
乗っているので外観は見えないのですが、さながら遊園地のアトラクションを思わせます。ここから雰囲気が上がりますね。
しかしこのトンネル、カーブがあったりして、なかなか外に抜けないように感じます。駅を発車してから250パーミル以上の急勾配を、ゆっくり登っているからでしょう。
長さは100m程度のようですが、ここは生駒の中腹、標高は300mを超すところ。つづら折りの道路などを上空から眺めても、かなりの山あいだとわかります。

トンネルを抜け、緩いカーブを描きながら到着したのが「梅屋敷駅(同)」。
「山上線」には、途中駅が2つ設けられているのですがこれはそのひとつ。実は、趣味的には大変興味深いものが車窓からもわかりました。
次回に続きます。
今日はこんなところです。