「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その50 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。



旅の第2日目(2023年6月14日)。
「近鉄生駒ケーブル」に乗り「宝山寺駅(奈良県生駒市)」に到着したところです。

「宝山寺線」「山上線」のふたつに分かれている生駒ケーブル。その結節点として、運転上で重要な拠点駅です。



さて、ここからは生駒山上駅へ向かう、その山上線に乗り換えます。広々としたコンコース階を境に左側に宝山寺線、右側に山上線ホームがあるのですが、レトロな雰囲気の駅舎です。

こちらでは、生駒ケーブルにまつわるさまざまなものが展示されていました。ちょっと覗いて行きましょう。



形状の大きく異なるふたつの車輪。一般的な鉄道のそれとはまったく違うとわかるのですが、これがケーブルカーで使用されているもの。


ケーブルカーは、山上とふもとの駅から同時に列車を発車させて、中間点で行き違いするという仕組みの鉄道です。




溝のある「溝車輪」でレールを挟み込み、その車重と走る線路の勾配を支えるのは、さながらドラムのような「平車輪」。


車両の進行方向は溝車輪のついている方で決まり、行き違いの際、同じ線路に侵入しないよう工夫がなされています。なるほど、です。



そういえば行き違い地点では、ポイントが切り替え可能なように動かせる一般的なものではなく、決められた進行方向しか行けない形で固定されていました(スプリング式ポイント)。

これもケーブルカーならではで、興味深いものです。車輪でレールをばい〜んと撥ね、通過するというもの。興味深い設備です。


さらに、次回に続きます。
今日はこんなところです。