「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その49 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。

 


生駒駅(奈良県生駒市)に隣接する鳥居前駅(同)から、宝山寺ゆき(同)の近鉄生駒ケーブルに乗車しているところです。近鉄ホームページより。




さて、単線のケーブルカー路線をふたつ並べた単線並列という方式が、全国にはここだけしかない珍しい生駒ケーブル。

中間点を過ぎると、住宅密集地を抜け左右には緑が濃くなって来ました。それとともに、勾配もきつくなって来ます。


傍らに見つけた勾配標。133.3パーミルとは、1000m進むごとに133.3m登り降りするという勾配。ようやくにして、ケーブルカーらしくなって来ましたが、これを登って行きます。



動画でもどうぞ↑




鳥居前駅から5分ほどで宝山寺線の終点、宝山寺駅に到着。ホームに降り立ちますと、大変閑静な佇まいの雰囲気に包まれます。


ホームの端から、ここまで登って来た宝山寺線の全容が見下せました。

やはり、行き違いの中間点を境に勾配の具合が違うことがよくわかります。中央にふもとの鳥居前駅、奥には生駒駅と近鉄百貨店生駒店。


ところで生駒ケーブル各駅の標高というのは、

鳥居前駅144m 
宝山寺駅304m 
生駒山上駅619m

だそうです。ふもとの鳥居前駅でも標高があるのだなと感じるのですが、ここまで150mは生駒山を登って来た訳です。グーグル地図より。



さらに先の生駒山上駅に至っては、その生駒山の標高(642m)と殆ど変わりません。この先に向かうことにしていますが、その道中も楽しみです。

大阪平野から仰ぎ見る生駒山。若江岩田、新石切(大阪府東大阪市)にて。



下車したお客さんはすでに散ってしまいました。乗車して来た「ブル」をじっくり観察出来ます。しかし、本当にインパクトが強いもの。

顔(仮面?)を取ってしまったならば、どのような顔をしているのだろうか、などと考えるのはヤボですね💦失礼しました。


その隣に留置されているのは、宝山寺2号線の「すずらん号」。打って変わって、ケーブルカーらしいまともな?顔つきです。

「ミケ」「ブル」という現在の車両がデビューする前には、こちらがメインで活躍していました。それ以降は、予備の方にまわりスタンバイしています。



昭和30年代半ばに登場した車両だそうですが、
車体あちこちの様子。無数のリベットなどを見るにつけ、レトロな印象を受けます。


相棒の「白樺」とともに幼少期には幾度も乗った車両ですが、機会があればぜひ、再び乗ってみたいもの。鳥居前駅の案内板より。


しげしげ観察していますと…扉に転写された「とびらにごちゆうい」の掲出を発見!
独特な文字に、非常にエモいものを感じます。

これ、ひと昔の近鉄電車では当たり前のように見られたもの。ああ、懐かしいです。




生駒山上へ向かうには、ここで山上線に乗り換え。路線の拠点になっている宝山寺駅です。


次回に続きます。

今日はこんなところです。